ネット中継には、同時進行でコメントというか…つぶやきが多数寄せられる…これは見えない様に出来る訳ですが、芥川は、そのままにしておいた…ただ、横に在ると邪魔なので、画面を拡大して、画面上部に、つぶやきが流れるようにして観ていた…中には、ネットの悪しき面である…左だ、右だの類も。

僕が、笑い、正に当意即妙の見本だと思ったのは…多分、女性の方のコメントだったと思う…リンスがたりない…一瞬、何の事かなと思ったのですが、同席識者として、インタビュアーを務めていた江川詔子氏の髪についてだったのです…僕は笑ってしまいましたが、同時に思ったのです。

…この番組も凄いけど、彼女が、余計にそれを決定的にしているな、と芥川は思った。

つまり、江川氏は、全くカメラ目線ではないのである…確かに髪は言われて観ればパサついていたし髪には無頓着だったと思う…でも、この事は、今の日本のテレビ局が失っているものを指し示していた。