続き。
先週のニューズ・ウィーク誌で、『ジャパンーアズーナンバーワン』の著者で、半世紀にわたって日本や中国など東アジア情勢の分析を続けるハーバード大学のエズラ・ボーゲル名誉教授は「日本が国連の安保理の常任理事国になる可能性はない。」と断言していたが…ならば、尚の事、英国よ、フランスよ、貴方がたは…米国だけに…問題国家に対して…「世界精神のひとかけら」を持て、という役割を押しつけ続けることは、出来ないんじゃないか。…日本が動くんじゃなくて、貴方がたが動く事…それが安全保障理事国である、貴方がたの責任だと、芥川は思う。
…今の世界で、日本ほど、平和を、貴方がたに笑われるほど、馬鹿にされるほど平和を希求している国はないのだから。
それが…ヒロシマ・ナガサキゆえであることが分からないのなら…貴方がたに安全保障理事国である資格はないと、芥川は強く指摘する。
©芥川賢治