つづき。
弊社には その間の経緯が 段ボール箱4つに 積み上がってるが 心やさしい弊社専務も 俺も この人間と争う事は 終に選択しない 何故かって それが俺たちの生きざまで あんたたちの生きざまだって ことだけだと 俺たちは 思ってるからさ
思うに あんたたちの県は 反社会的な人間は生み出したけど 本当の偉人は 誰ひとり 生んでいない 歴史をひもといてみなよ 俺の県は違うぜ 数百年前から今に至るまで 偉人だらけだ 俺の最愛の同級生達や 先輩達 後輩たちも 間違いなくそうだと 俺は確信している 今こうして書き出した 戦後最高の 一人の 俺も含めて。
あんたの不幸は あんたが必死になって対峙している相手が 今の日本では 多分唯一の 本物の政治家 世界に相渡れる政治家だったからだと 俺は思うぜ
あんたはTracy Chapmanさんが 全ての心正しい人間と 同じように 思い描いたものとは違った 人生を送った後に 書いたこと 願ったこと とは 反対のことを したからだと 俺は思っている あんたは 人生は権力だ と 勘違いしたのさ ほんとうは そのはんたいの てつがく だってことを 見失った あんたの それが 致命傷に なっているんだよ
それはそうとして 俺は 俺で この20年が さいきん あるかくどから 立ち現れるんだ 借りれた金利は 常に10%以上 払った税金は…うん十億円 それで 俺は全くの無名で 俺の言葉は あんたたちのような 大きな声では無い 時々 悔し涙にくれて 当然じゃないか 妙な気分の夜が訪れて 当然じゃないか
今朝もそうだったよ これらのことのなにもかもが 一瞬に 脳裏に浮かんだ俺は いつもより リズムがのんびりしていたんだ…何にも観るものがなく いちにちの さまざまな疲労が…斎藤さんの本すら 読めない 皆は老眼だろう 俺も 昨日は 読みにくかったせいもあるが 愛し合える相手もいない …もう こんな夜は さっさと眠ろう 眠るしかない きっと 明日に 俺は生まれる…10時前に眠ろうかとおもったぐらいだったが 11時に眠って 7時半に起きたのさ ベッドで目覚めて しばらくして 俺は生まれた。
一番やすくて 一番礼儀正しいタクシーを だいぶ待たせて 乗ろうとした時 涙があふれたんだよ…昨日 おれは あることで あいてが 忙しい最中だろうと おもんぱかって ハーバード・トーク(マシンガンの様な早口)で 午前中に 電話したんだ それが 疲労の始まりだったんだが
そこに 俺の 切ない気持 あんたんとこで おれの本を出してくれたら 本望なんだがな…だけど おれは この人生だったから ずっと 人に ものを頼むのが 苦手で…タクシーに乗ろうとした瞬間に そんなことが浮かんで
そんなタイミングに うんてんしゅが おなまえの 確認を なんていうもんだから へんな声で 名前を言ったのだが おれは 様々なことを想った 分けても 社会に出てからの親友(二人とも今は東京にいる)が浮かんだ 一緒に ここ数年 しばしば 会っている 大阪に居る 数少ない ひとたち…皆、立派なビジネスマンだ…
みんなが 時々 聞いているのも大変な 俺の長話(喋っている当人が一番疲れるんだが) そんときの俺は じつは助けを求めていたんだなって この苦しい20年を なんとか 脱却したかった…金利10%以上の人生に その時 ピリオドを うちたかった…だけど俺は 生まれついての ハンサムボーイだから 素直に 助けてくれと 言えなくて 20年が過ぎたんだって。