「ポピュリズムの醜さ」と「商業主義の底しれない悪」
大江健三郎大人。
大阪の官民を代表する叡智が20年超に渡って策定した日本一の商業地である梅田「北ヤード」の事業計画を…誰も成り手がいなかったからと、民主党が担ぎあげ、史上最低に近い投票率で…大阪市民の民意を反映している等とは、お世辞にも言えない、これまた史上最低級の低得票率で当選してしまった…この20年超、人類史上最悪の痴呆テレビをやり続けてきた民放テレビのアナウンサーだった男が、不人気を挽回するためとして…
…いまだに階級社会である欧州に於いては、労働者階級の不満のはけ口、南米に於いては、スラム街から脱却する唯一の道でもあるような、サッカーを、日本の国民的娯楽である野球の位置に仕立て上げて…日本人を、短絡的で軽佻浮薄なナショナリストにしたいのだろう…彼らが作り上げた特徴的な言葉は「感動をありがとう」という…「おいしい…」にならぶ戦後もっとも嫌らしい言葉…
一人の男の野望で成り立って来た様な協会で…国民の税金や様々な優遇措置に準拠していながら……天皇然とした振舞いを続けている男の突然の提案…大阪市民及び府民には「寝耳に水」の案に…自らの不人気・低支持率を挽回するまたとない機会として飛びついて…戦後最高の都市計画=その証拠に、第一次分に参加した日本一の住宅メーカーは、そのマンション分譲区画に於いて、建設する建物を…近畿圏では圧倒的にNO1の評価を得て来た分譲ブランドにも関わらず…過去に類を見ない高規格・高基準のマンションを分譲する=
この大阪の官民を代表する叡智が20年超に渡って策定した日本一の商業地である梅田「北ヤード」の事業計画を反故にし、米国のウォール・ストリートや5番街、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのピカデリー・サーカス、ローマのコンドッテイ通り(スペイン広場)、東京の銀座4丁目以上の場所で有る…世界最高の商業地…である梅田に、サッカー場を作ろうとしている事に…
…例えば貴方の様な世界の大人たちの言葉に接したくて…芥川が購読を続けて来た朝日新聞もまた…何故かは知らぬが…この許し難い企み(詳細は「文明のターンテーブル」の最初をお読みください)に賛同しているらしい時…大人なら、こういう朝日に何を思うでしょうか?
加えて、毎日、お粗末劇場を国民に見せ続けているだけではなく、実は、予算一つ、自分たちの手で作れない…国会で現首相が大見えを切ったこととは裏腹に…各省の係長クラスが作成したもので作られた史上最低のホッジキス予算(週刊朝日の十二分な検証記事より)を作成しているのが実態の現内閣、首相が、この様な人類史上類を見ない低能に対して…嫌がる前首相を口説くのに、国民の税金を使って「政府専用機を出しますから」等と言う…己の権力慾、己の支持率だけを考えている様な情けない人間…
*ちなみに、横浜で開かれたAPECに於いて…「事業仕分け」で仕分けてしまったから、予算が無いとして…世界各国の記者や関係者に、史上最低の食事を提供しながら(アエラか週刊朝日の記事より)…こんな事には大盤振る舞いするという、この人間の神経は…もはや筆舌に尽くしがたい…と、芥川は感じているのですが。
…その卑しさは…もはや、中国や韓国のステート・アマに依る国威発揚ゲームでしなかいアジア大会で、サッカーに於いて男女が金メダルを取った、この時しかないと蠢く…筆舌に尽くし難い醜いポピュリズム…
…おまけに、この協会の長は、全てに於いて醜(むく)つけき本質を隠す為に、今、世界に取っての頭痛の種である国のマスゲームよろしく、小学生の少女…この様な時の常で可愛い顔をした…を連れて、一昨日、会合の開かれる欧州に旅立った。
この様な有様に、両面を割いて…本来、割くべきは、今週号のニューズ・ウィークの表紙でも大見出しの「アジアが戦場になる日」…問題児は中国と北朝鮮だけ?アジアに広がる「軍拡中毒」と戦争の現実味…2010年12月1日号。この様な現実に対する徹底的な検証ではないでしょうか?
大人は、この様な朝日をどう思われますか?
2010年11月29日
芥川賢治