日本の民主主義とアメリカの民主主義の根本=精神は、同じものだろうか?

バージニア州リッチモンドの連邦地裁のヘンリー・ハドソン判事は、オバマ政権の医療保険改革法は個人に保険購入を強制するとして違憲との判断を示した。同法での加入義務付けは、各州間での通商を規制する議会の権限を越えていると指摘している。…ブルームバーグ1時間前。

 

一方、日本の民主主義は、

…題材はどうでもいいことだが、芥川も含めて、日本中の国民が否応なしに見せられた記者会見…芥川が何度も指摘している東京1極集中の55局プラス1局…だが、実際は、5局プラス1局=テレビ局が幅を利かせているらしい事も、この記事は伝えている。

昨日発売の「週刊アエラ」からの、超抜粋です。黒字化は芥川。

 

…前文略

「歌舞伎界のプリンス」の謹慎会見は、不可解なことが他にもあった。

 入院先の屋上にいた海老蔵夫婦の映像をフジテレビが12月2日にスクープした。だが、この映像はなぜか、海老蔵の左顔が映っていなかった。このため、当初から報道陣の問で、

 「やらせだったのではないか」 との噂はくすぶっていた。その噂が現実昧を帯びたのが、病院の屋上で読んでいた本のタイトルについて質問が飛んだときだ。海老蔵は、

  「いま……あの……いろんな本を読んでいまして、どの本だったか記憶にございませんが、精神的なことが書いてある本だったと思います」 と答えた。5日前に読んだ本のタイトルを忘れるだろうか。

 麻央さんは屋上映像の放送後、「あんな格好で映りたくなかった」などと漏らしているという。…後略。

 

取り上げられたマイク

 

…中略

 「麻央さんと病室で何を話されましたか」などと「話題」を聞きたがるワイドショーのリポーターにはマイクを渡しっぱなしだった。

 

一方、事件当時の事実経過に関する質問を投げかける記者からは、すぐにマイクを取り上げようとした。本誌記者は、事件現場となったビルの6階と11階がいずれも会員制バーだったのに、自由にハシゴして飲んでいたことを質問した。

 「なぜ(現場となった)会員制の店に入ることができたのか」 と最初に聞いた。この時点で、事実関係なので、主催者側はマイクを取り上げようとする。しかし、ここはグツとマイクを強く握った。海老蔵が、「経営をしている方が知り合いでした」と答えたため、マイクを持ったまま、「何階の店か」と尋ねると、海老蔵は視線をずらして右隣を確認。弁護士がうなずいたのを確認し、「11階の店だと記憶しています」と、答えた。

 

重ねて質問すると、主催者は怒り顔で、「早くマイクをよこせ」というふうに手招きをした。

次の質問の機会は回ってこなかった。まだ会場内には、質問したい記者が手を挙げていたが、主催者は質疑を途中で打ち切った。

 

 

会見前、主催者が質疑応答ではテレビのリポーターを優先しようとした。記者側の申し入れで、挙手制に。と、その内実もアエラは伝えている。

 

こんなものを、何にも知らず、NHKから民放に至るまで、ニュース開始早々から、私たちは延々と観さされていた訳です。

 

勿論、読者の皆様の多くも、「一体、この会見は何なんや」と思って観ていた人も多かったと思う…僕は単純に、こんなことに、冒頭から、これだけの時間を割いて、まるで大事件の様に扱う意味がどこにあるのか、と思いながら眺めていたのでしたが…

 

こんな報道が、真の民主主義の報道だと、どうして言えるのでしょうか?

 

三井環氏が、前述の著作で書いていたように…日本の報道は、斜め読みすべきでしょう…が、耳に、目に痛いではないか。

 

 

*この文章も、この後に、芥川がアップした「芥川の銀閣寺」中の、一枚の写真と共に、FC2で読んでみて下さい。

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