政治家と大新聞の論説員について。
日本経済新聞 2010年12月15日(水)一面
小沢氏への要請 首相「党の意思」
政倫審出席
菅直人首相は14日、民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への招致問題について「岡田克也幹事長が役員会での議論を経て党の意思として出席を要請することは大変大きな意味を持っている」と述べ、小沢氏への出席要請は党の意思との認識を表明した。「党役員会のみなさんは岡田幹事長に一任した。一任は一任じやないか」と語り、小沢氏が拒んだ場合の対応も含め、岡田氏の判断に委ねられたと強調した。(関連記事2面に) 首相は「党代表選の折にも小沢氏自らが「国会が決めれば自分は出て行って説明する』と、ある意味、国民との約束という形で述べている。そうすることが本人にとっても、民主党にとっても良いことだ」と主張した。視察先の硫黄島で記者団の質問に答えた。
事実という事について。
小沢一郎氏が代表選の時に言った『国会が決めれば自分は出て行って説明する』は、どんな時の言葉だったか。
現執行部や、それに同調する大新聞の論説員たちが、いかに自分なりの事実で、ものを言っているかを芥川は明らかにする。
小沢氏は、あのような…たった11人かそこらの…平均年齢の発表すら3転したような、検察審査会なるもので、起訴される以前に言った。
管氏たち…自分たちの支持率を、どんな手を使ってでも上げることだけを考えている人たちのことだが…「この言葉を、ある意味、国民との約束という形で述べている。そうすることが本人にとっても、民主党にとっても良いことだ」等と記者会見で言っている。
管氏よ、お主は、「代表選が終わったら、ノーサイドの精神で、挙党一致体制で、組閣する」と、国民に約束しなかったか?連呼しなかったか?
芥川は、ビジネス人生の途上で、かなりの、ぬえの様な人間に遇って来たが…この様な人間で高貴な魂を持った者は一人もいなかった。
芥川は、今や、確信している…大新聞の論説員たち…彼らは、御用クラブそのものである記者クラブ…そのメインストリートである国会や検察記者クラブで、長い時間を過ごし、各社の重鎮となっているはずだ。
御用クラブで、社会に出てからの人生の大半を費やしたような者が、真の民主主義者に成れる訳はないのだ。
権力は、自分なりの事実を語るのが、常道なのだから。
芥川は、今や、確信している…彼らは、明日にでもemperor-banzaiと言いだす連中だと…民主主義者ではない、と。
僕は、政治家については、小室直樹氏の論に賛同する…政治家には政治資金が必要な事は、どこの民主主義でも同じ事…アメリカの大統領選挙に必要な政治資金は、日本の政治家の比ではない。
政治家の実力は、その政治資金の量に依って計られるのは、政治の常識だ…ずっと、そうだった…彼らが、それが、即ち悪である様な言い方をし出した時と、日本の停滞は、比例しているはずだ。
小室氏が言った事は…政治家に小市民的な道義を求める事は、全くの間違いだ…政治家は…してでも…国民を富ませれば良いんだ…それが政治家だ…詳細は、その章を御参照下さい。
大半の国民は、日々の自分の仕事に…簡単に言えば、1円でも多くの利益を上げなければならない仕事だ…日夜、奮闘、没頭しているのである…政治を語って飯を食っている国民は、彼らだけ…GDPを生みだす勘定にも入ってこない連中だ。
毎日、彼らの声のみが大きくて、労働者の声は、組合等を通して以外は、全く、聞こえることはなかったが、ネットがそれを変え出した。
先日、くりきんとんのTさんが、料理を作ってくれていた時の事。
ニュースで、清水寺の管長が、今年の言葉を発表していた時だった。
突然、「わたしは、今年の言葉は「嘘」だと思う」と言った。
続けて「民主党の嘘…」と。
彼女は、この10年間、例えば、楽しい年末を迎えた事など一度もなかった、と言う。就職氷河期の世代で、年収200万円前後の生活を、ずっと強いられてきたからなのだろう…民主党に本当に期待していたようだ…政策提言受付なるものにも、真剣に、取り組み応募したそうだ…難病を患った自分の経験を生かして欲しい、と。
提言の制限行数を見て「なんだ、これは」と最初の疑問を感じた、と。
政治家は、99%の民が、何の不安も無く…他国との争いや、戦争の危険に向かう緊張を強いられたり…地方として見捨てられたり、差別されたりしない…平和のなかで、それぞれの生活に邁進していられる状態を作れる能力がなければ、政治家である意味がない。
政治家はサラリーマンではないのである。為政者なのである。小市民的な道義は要らないのだ…十二分な経験、十二分以上の見識…国内だけではなく、他国の為政者も認めさせる見識と力量を備えていることが絶対条件の職業なのだ。
市民政治家!?…市民は99%で十分、政治家に、市民であってもらっては困るんだよ…政治家は、為政者であって、一市民でなどありえない。
その役割は、自国民を富ませる事、ゆるぎない見識を持って他国と相渡ること…それ以外に、どんな存在理由がある?
政治家に小市民的道義は要らない、と言った小室直樹は100%正しい。
自分は市民政治家だなどと名乗る者は、嘘をつき倒すようなことにしかならないのだ…自分なりの事実を並べたてるのがオチなのだ。
芥川が小沢一郎氏を支持するのは、彼が、今は、唯一と言っても過言ではないほど、ほんとうの職能政治家…為政者としての資質を明白に持っているからだ。
更に、40年超、週刊朝日の購読者であった芥川は、2年前からの出来事を、つぶさに知っているからだ。
彼は、その能力の大きさゆえ、時の権力から迫害を受けたのである。
尚の事、芥川が、支持するのは当然だろう。
日本は、彼を潰してはならない。何故?…彼は必ず、日本に、いのちを掛けて、尽くしてくれるからだ。…彼は、本物の職業政治家なのである。
僕は会った事はないが、会った事の有る人間…例えば、橋本徹やetc.
が、もらした感想は、皆、一様に、その政治家としての見識、力量に、納得、感嘆の談話を発表している事でも、明らか。
国民を不安に落とす様
なことは決してしないと、確信できる、唯一の政治家だろう。床屋の政治談議や、テレビの前で、良い格好をする青二才は、枚挙にいとまがないが、小沢一郎の様な政治家は、今の日本には、一人もいない…芥川は、そう確信している。