1月8日、二条城。

芥川殿、貴殿は、写真に於いても、隠れた真実、隠された真実に、光をあてて、表現しておるのぉ。
しかし、わしは、感じるのだが、お主の脳裏には、今、書きたいことが、山ほどに溜まっていて、マグマの様に、煮えたぎっているのではないか?
ビジネスを続けなければならないストレス…お主のビジネスが必然的に生みだすストレス…つまりは、日々の暮らしから、いまだに脱却できない、思いが、沸点に達しつつあるようじゃの。
確かに…芥川は、今、何の遠慮なしに、様々なことを、修羅の如くに、書き連ねたい…最澄の様な、檄を迸らせたい、
そのような思いに、捉われています。
なるほど、わしが生きておったら、…一気に書くが良い…わしが世に出そう、と言うところじゃが。
わしは、もはや、この世には、存在しない、幻じゃからのぉ。