はて、芥川殿。さっきから、わしらが話しておる、この庭の写真が全く出て来ぬが…。
それがのう、家康殿。写真は我が家のPCに入っておってのぉ、ここには入っておらんかったんじゃ。
なんとまぁ。これだけの文明の利器を…わしから言わせれば、これこそ第一級の文明の利器ではないか。もう少し腕を磨いておくべきじゃったのぉ。知っての通り、わしは新し物好きだったからのぉ、わしなら誰よりも上手に使いこなすべく備えておったかもしれんぞな、もし。
御意。自ら薬を調合しておった家康殿じゃからのおう。しかし家康殿、その主たる目的の中に劇薬の水銀を大量に浸かって医者にたしなめられたりもしたそうな。 うむ。 しかもその目的は家康殿は梅毒の持ち主で、その治療のためじゃっととか。(笑)
およよよ。…がちょーん。…な、なにを仰る芥川殿。
さて、家康殿、我が家に戻りましたから、あの日の写真と共に話そうぞ。 御意。
