消費税増税とは何か!Part 1…「日本が今のような状況になる契機は何時だったのか?」
昨日、てんさんが翻訳してくれたNYタイムズの記事は、新聞論説員、テレビ各局の必読の記事でしょう。
昨日、帰宅して再読した僕は、言わば怒りに駆られて、ツイッターに初期の文章を立て続けに投稿した。
「日本が今のような状況になる契機は何時だったのか?」
始まりは有能な政治家を官製情報に基づいて血祭りに上げた時、そうして作られた或る男の論文に、新聞、テレビ、雑誌、全員が飛びついて、当然ながら国民の大半も…この時に、事の本質と、こんなことをしていたら国は危うくなる事とを見抜いていたのは、小室直樹という稀代の思索者ただ一人だった。…ちょうど今、私が1.2億人にただ一人の事を書いている様に。
奇しくも小室は紛うことなき天才で、サルでも入れる東大を出た事が、実は唯一の肩書であるような、あまたの者たちとは違い、当然の様に、彼が生涯の課題とした分野では、世界最高だった学者から、全てに於いて世界最高の国である米国に招かれ、期待通りの目の覚める様な結果を残した。
彼が最も盛んな時期を過ごした米国発の世界的なスキャンダルの本質の下らなさ、馬鹿々しさも彼には見えていた。同じスキャンダルに見舞われた欧州も見えていた。だから欧州では誰も逮捕されなかった。見えていなかった彼らと、彼らに見事に100%誘導された私たちだけが見えていなかった。
あの時から延々と政治とカネという虚構ゲームを始めた結果が今の日本だと言うだけのこと。しかも始めた人間たちとは、単に東大を出ましたという類の人間たちで、その中の誰一人として、世界最高の知性たちから、米国に招かれるような者は居なかった。それだけではなしに、この事件を利用した自民党の他派閥の人間たちから事あるごとに偏向報道だ、お上が与えている免許を何と心得る、とやられ続けた結果として、人類史上最悪の痴呆テレビ…精神年齢13歳に照準を合わせた、「下品」、の極みをやりだした20年超。
ここを舞台に、どうして、今のような、若者の半分以上が年金を払っていない…払わないことが国や政権党に対する意思表示なら、まだしも、弱者として、とことん搾取され、30歳過ぎても定職にすら着けず年収200万円以下が、1,000万人超だからというのが事実だとは…もはや日本の若者は下世話な言葉言えば、ケツの毛まで抜かれた状態。
誰が、こんな許されざる事をしたのか?彼ら…東大やetc.出でございますと言って、ガチガチに、己の、この国に於けるエスタブリッシュメント=既成階級を作り上げて来た彼らと、その彼らが使い続けた、24時間の痴呆テレビと言う催眠術に、見事に誘導されてしまった、じゅんさいな私たち。
今も、これからも惨憺たる状況の若者1,000万人超…これは正しく政治の誤り=失政そのものがもたらした社会、経済構造上の問題だったというのに、…今、本を出せば売れるのは少数の人間たちだと言う者たちが、勝ち組、負け組などと、これ以上ない醜い言葉で、これが構造上の問題であって、それを解決することこそが政治なのに、手前だけはボロ儲けをした、そのやりかたを見習え等と、今も、高説をたれ続けている。
これをこそ、私は、『「下品」、の構造』、と命名する。