それでは週刊現代編集部から了解を頂いた少々の引用を。
…前略
まるで連合赤軍
菅政権の中に、「粛清」の嵐が吹き荒れている。民主党の小沢グループ中堅議員の一人がこう漏らす。「これが菅さんや仙谷さんの本性です。自分たちの身が危険に晒されれば、たとえ仲間でも容赦なく。“総括“し、粛清する。みんな陰で囁いています。『典型的な左翼の発想じゃないか。まるで連合赤軍みたいだ』つて」
…中略
民主党議員は、菅首相や仙谷由人代表代行ら、現執行部の容赦ない「粛清」に対し、たとえ中間派の議員であっても、うすら寒い思いを抱いている。「菅政権がやっていることは、まさに、かつての極左過激派集団の手法です」そう語るのは、「あさま山荘事件」の際、警察の現場部隊を指揮した佐々淳行氏(初代内閣安全保障室長)である。
「私は警察庁時代、機動隊を指揮して、菅首相の母校・東京工業大学に出動したことが3回あります。菅さんは当時、東工大の闘争委員長でした。あの当時、菅さんはいつもデモ隊の4列目にいた。私たちは、暴れる学生を3列目まで取り押さえましたが、4列目の菅さんは、いつもうまく逃げていた。私はその光景をよく覚えています」
“逃げ菅“、“ズル菅“と、総理就任後の半年間ですっかりその保身家ぶりが定着した菅首相だが、「仲間を切り捨て、自分だけは助かる」という行動原理は、40年以上も前から。“筋金入り“だったということだ。
「仙谷氏にしても、60年代に彼が属していた集団は、警察の監視対象にすらならない小さなものでしたが、彼は同志から『自分たちが捕まったら弁護してくれ』と言われ弁護士になった。
その同志たちは実際に警察に逮捕され、その後の人生が完全に狂ってしまった。取り締まった側の警察官も、重傷を負っていまだ後遺症に苦しんでいる人たちがいる。でも仙谷氏は、そんな彼らに対し、まるで無関心のようです」(同)
…以下略。