今、「50歳の恋愛白書」という、良い映画を観てる。

誰かな、と思ったらアラン・アーキンだった。僕が好きだった女優の一人、ウィノナ・ライダーも出ている…万引きで何度か逮捕されたりしている今の彼女に、うってつけの様な役なのが、ちょっと悲しい…そんな事を考えていたら何故かアリ・マッグローの事が浮かんできた…僕はスティーブ・マックウイーンと彼女は恋に落ちて当然だと思っていた…この二人はそうなるべき二人。

彼女の名前と、彼女を鮮烈に!最初に観た映画の題名が浮かんでこなかったのでマックウィーンを叩いた。アリが出てきて、今度はアリを叩いた…その映画の題名も(彼女の出世作だから)トップで出て来た。「さよならコロンバス」。

アメリカにはアメリカならではの哀しみが在るが、その哀しみは、日本の哀しみと違って、とても知的なのは当然なのである。大人の哀しみは辛いものがあるが、精神年齢13歳から…emperor-banzai-fasucismや唾棄すべき体育会的幼稚さからもたらされる愚かなupside-downよりは、ずっとマシなのだと僕はいつも思う。

©芥川賢治

*因みにアリは大映画会社重役夫人の座を捨ててマックウィーンのもとに走ったのだが。

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