この国を誤らせ続けて来たものの根底にあったものとは、そう言うエゴイズムだからだ。
http://ameblo.jp/sunsetrubdown21/entry-10642622123.html で、芥川は、
マスカーニはスカラ座の音楽監督に成りたくてムソリーニに取りいった哀しい男だから。と書いた。この30年超の日本の言論界や今の政権派に、そっくり、これを当てはめても同じ事。ひとかどの人物に成りたくて権力に取り入った哀しい男たちだから。と
それほどまでにして、皆、勲章が欲しいんだ。あれだけの犠牲、あれだけの惨禍を経ても、この60年、本当のところでは、その実態は変わらなかったemperor-banzai-fascismに、加担して来た人達に、芥川は言いたい。
古代から、貴方がたの様な人達が常に国を誤らせ続けて来たのだ…絶えざる殺し合い…身内の間なぞは数限りなく…内乱を繰り返して来たのだ。
一方、この国の真髄であるdecencyの源を創ってきたのは、あなたたちとは正反対、身に一物も持たないどころか、死の危険も乗り越えて、隋や唐に渡った、本当に優秀な寒士たちだったのだ、と言う事を、僕は、貴方がた…勲章を欲しがり、己の一族に錦を飾りたいと思う人達に糾す。
畢竟、この国を誤らせ続けて来たものの根底にあったものとは、そう言うエゴイズムだからだ。