秋山駿氏の名著「信長」から。
流石、秋山氏、序章に於いて、既に信長を正法眼蔵している。 黒字は芥川。
なぜ、信長が、新しい思考を展開し、新しい倫理を索めようとしていたのだ、と考えないのであろうか。
父子兄弟の倫理、既に絶えし人也。なるほど、そう見える。では、なぜ「絶えし人」なのか?どうして白石はそれを問わぬ?
*白石とは、新井白石のこと。
芥川の読者の中で慧眼をお持ちの方は、この点に於いて、芥川と信長は同一であると気付かれたはず。 うむ。 と家康殿は唸った(笑)
普通の人では父子兄弟の縁は切れぬ。 と