知恩院・経蔵について。
御影堂の南東に建っているのは、重要文化財である経蔵です。三門と同じ元和7年(1621)に建てられたもので、その建築様式は、唐様と和様を取り入れた、型にはまらない造形美を見せています。
内部は、外側の静かなたたずまいとは対照的に鮮やかな色彩で彩られており、狩野派による天井や側壁の絵等も貴重なものです。また、徳川二代将軍秀忠公の寄附によって納められた宋版大蔵(一切)経約六千帖を安置する輪蔵が備えられており、その輪蔵を一回転させれば、大蔵経を読誦するのと同じ功徳を積むことができるといわれています。
http://www.chion-in.or.jp/chion-in/04_meiho/ken/kyo.html より。