芥川は、女の時代が早く来た方が良いと思っている…。
週刊朝日には、独特の味を持った、室井佑月さんも連載コラムを書いている。
そこから酒飲みなら、その通りと同感するくだりを(芥川は、今は全くと言って良い程酒を飲まないのだが)。
…前略
でも、あたしが好きな居酒屋は、店は汚いが焼き鳥は抜群に美昧かったり、船主から直接仕入れた新鮮な魚があったり、その街の地縛霊みたいなオカミがやっている店だったりする。頑固そうなオヤジと、カウンター越しに一言、二言、話をするのもいい。けれど、そういう店はどんどん減っているのよね。
つい先日も、地方にあるお気に入りの店がなくなっていた。半年前、地方出張の帰りに見つけたのだ。なんの仕事の帰りに立ち寄ったのかは思い出せない。でも、繁華街の路地裏にあるその店のことだけは覚えていたというのに。
…後略。