芥川監督に依る映画、「O首相の決断」

時は、2011年、3月11日。未曾有の大地震が発生した事を、その研ぎ澄ました本能、危機管理能力で感知したO首相は、急遽、緊急、国家安全保障会議を招集した。間髪を於かず、東電から、福島原発に於いて、非常電源用重油タンクが津波で流され、冷却水に問題が生じている旨の緊急連絡が入った。

その時、NHKに空前絶後の映像が流れたのを見た、現代の家康との誉れも高いO首相は、被災地の速やかな物資輸送及び救助活動を全軍体制で為す事を自衛隊に命じ、即、日本中から被災地に向かわせた。

この時に、二次災害が懸念されますので様子を見なければ、と、進言した官僚を、O首相は一喝した。「これほどの、未曾有の大地震、及び大津波が、もう一度、起るならば、世界も潰れる。全ての責任は俺が取る。その懸念は無用だ。それに全てのヘリ、全ての飛行機が既に被災地に向かっておる。

原発については冷却水確保の方策を尽くすと同時に、万が一の時には、自衛隊の中の精鋭に緊急出動に備えるように命じた。

冷却水の投入を開始して程なく、予想されていた水素爆発が発生して建屋が吹き飛んだとの報告が。

O氏は、空からの冷却水投下を決断し、待機させていた自衛隊の精鋭たちに電話を入れた。「貴方がたの働きに日本国の命運が掛っている。放射能防御服は万全か。

万々一の事が有った場合には、貴方たちの家族の事は、国が、一生、責任を持つ。

国を救ってくれた英雄に相応しい待遇で処遇することを、日本国首相であり内閣総理大臣にして日本国の全権責任者であるOは、皆さんに約束する。国のために、日本国民全てのために、必ずや成功させてくれ」

「Yes. Sir. 」

決意と覚悟も新たに基地を飛び立った隊員達の全てが見事に任務を果たし、全員がピンポイントで、水の投下に成功し、未曾有の災害に依ってもたらされた原子力の危機は解決されたのだった。

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