ダモクレスの剣は核を意味しているだけではない…。
人間は、自然との闘いというか、自然への適応を為しながら進化して来た訳だが、20世紀の中盤に、人為的な作品として、ダモクレスの剣を自ら作った…この剣は自然の猛威よりも恐ろしい剣だった訳であり、今、その剣との、人間の全能をかけた戦いに直面している。
私の読者の方だけではなく、大新聞を読み続けて来た1,000万人超の人たち、この20年超の痴呆テレビを…その有様=内容を含めて、見続けて来た人たちは、以下の事を忘れてはならなない。
二度と同じ事をしてはならない。と、私は、信長殿の大音声を上げる。
人類史上最大級のcatastropheに、立ち向かうべき内閣が、民主党の全員一致の内閣ですらなかった事。
…一晩で、ひっくり返したのが誰か、そのように世論形成をしたのは誰か。
代表選が終わった時に、全党員の半分を占めていた小沢氏支持派を、反・小沢で行く事を強行し、今の片肺内閣を作り、7日も経過してから、能力的に足りない事に気づき体制組み直し…各省庁に人脈があり政策にも通じた○○氏を再び政権中枢に据え…今朝の朝日6面より。
今や世界の常識である、最も大事な72時間は、とうに過ぎた事はいうまでもなく。
こういう内閣で良いんだと世論形成を為したのは誰か。
或いは、こういう事態を、2年前に、もたらしたのは誰か。
私たちの国のテレビは、この20年超、どんな番組を流し続けていたのか。
彼らは、ダモクレスの剣は常に自分たちの頭上にも在る事に気づき、二度と、そういう事を繰り返さない事だけが、1万人を遥かに超える死者たちと、昨日まで、7日間も、厳しい状況に置かれ続けた何十万人という数の被災者たち、
今、命の危険も顧みず、もうひとつのダモクレスの剣に立ち向かっている、多数の人たち。
当然ながら、危険は百も承知で、現地でボランティア活動を続けている人たち。…これらの総ての人たちに報いる唯一の道であり実践だと私は思う。