原発の事で、今、私達が考えるべき事とは…。文中敬称略。
原発の問題で考えるべき事の幾つか。…文中敬称略。
既述した様に、先週号の週刊朝日特集号は、柏原原発事故等、これまでの事故の中から具体的な危険性を指摘し続けて来た人たちの意見を紹介していた。
昨日、アメーバの読者の方が紹介してくれた大前健一のUチューブでの約1時間の講義ビデオ…彼が主催するインターネット大学でのもの、の様だから、誰でも分かるもので…福島原発が、どのようなもので、何処に問題が在ったのかを解説するのには良いだろうと思うが、事後説明でしかないのも事実。
ここで気に成った事を言えば、東電に於ける原発部隊は、…柏原での不手際で、社内でパージされていた部署化していた、と、彼が指摘していた事。或いは、…テレビで説明している保安院の担当者は、この間まで、特許庁に居た人間だ。など。
さて、本当の問題は何だろうという事です。
今回の事から私たちが考えなければならない事で一番大事な事は、私たち99%の国民は大前健一の様には…事故が起きる以前から、前述したアウトサイダーの方たちは…テレビ等のマスコミの表舞台から遠ざけられていた人たちという意味です…ついでに言えば大前健一はインサイダーとして表舞台に、しかも大声を上げられる…自ら言っていたように原子力国際会議の様な物の議長まで務めていたというのだから、得意げに言えた筋合いではないのです…彼とは違い、事故以前から、本を書いたりして言い続けていた訳ですが、私達は全く知らずに今日まで来ていた。
何故?簡単に言えば、日本のマスメディアは、その声を取り上げず、耳を傾けなかった
マスメディア=言論、或いは報道を通してしか知る術のない私たちが何も知らなかったのは当然なこと。
その代わり、私達の前に連日の様に現れていたものは、新聞なら、「政治とカネ」の虚構と、その結果としての、デフレの20年がもたらした不況のこと。
テレビなら、全チャンネル、全く一緒の、芸人たちの使い回しに依る、バラエティーやお笑い番組、ワイドショー、定型ドラマ。ニュース番組は、新聞をなぞっていただけのもので、おまけに、放映時間が違うだけで、各社全く一緒の内容。
この事を糾し、この様な在り方を変える事しか、ないのです。
後付けの話なんか幾ら聞いても仕方がなく…原発事故の影響をモロに被った福島県民は…美しい国であった事…「美し国」で在った事は、「第一章」、で何度か書いた通り…大多数がエクソダス(大脱出)を終えている今。
私たちに出来る事は、決死の覚悟で、我らが愛する日本のために、作業を続けてくれている方たちの努力が実を結んで、抑え込みに成功する事を祈るだけ。
昨夜、芥川が書いた事は真実。…現執行部は、全員の給与を、彼らへ超完全防御服を支給するために提供して、…作業員の方たちの作業効率を上げ、一日も早い成功に導くために、そういう現実的な行動を為すしかないだろう。
この事故が、東電だけの責任だなどという事は有り得ないのは明白。
歴代の政権、全ての政治家、本来は、国民に真実を伝える番組を報道、放映する事がその責任であったはずで、そのためにこそ、公共電波を寡占的に使用して来たテレビ局、
公器と言う本来の意味から遠くに逸れ、記者クラブを通した政権側からの情報を報道することが主流となっていた=真実探求に対する思考停止=各新聞社。
これら全ての責任なのだから。
これから私たちに出来る事も明白なのだ。
二度と、これまでの様な有り様は、為させない事。それが、私達の体の一部である、「美し国」、福島に対して、私達が、これから果たさなければならない行動=責任。
芥川は、今日、家に届いているのであろう週刊朝日、…丁度、今、専務が帰社途中に買ってきてくれたサンデー毎日…この2誌を読むのが、難儀なほどだ。
この2誌は言うまでもなく、きちんとした調査の上に書いている週刊誌だから。
読まなくても想像がつく実態…これをもたらしたのは、何度も言うがたへばな、ほへ、等や、論説員たち、及び、それに準じた者、信じ込んだ国民…罪が深いのは前者達で有る事は何度も言っている通り。