マスメディアが伝えない実態、…見よ、この有り様を!…週刊朝日今週号より。
続きの部分です。もう、一刻の猶予もないと芥川は思う。
日本版、ジャスミン革命を、芥川の読者の方でPC堪能な皆さん全員が、管直人に対する罷免、或いは、今すぐに辞めて小沢一郎に任せよ、のアンケートなり、
著名なりを集めて下さい。
…
ここにもう一つ、顕著な例がある。菅首相は、1号機が爆発した12日の午後7時55分、ついに原子炉への海水注入を指示した。しかし、実はこの決断をするまでに半日以上の時間を費やしたという。事情を知る経産省関係者がこんな悲痛な叫びをあげている。
「総理は『だから(俺は廃炉を)言ったじゃないか。(君たちは)東電でできるって言っただろ』って、周囲に当たり散らすんです。海水注人についても、『それは東電が発表することだろう』というのが彼の理屈です。でも、1基数千億円もする原子炉をおシヤカにする話ですから、一企業が決断できるわけがない。国民の命を守るため、政治が判断するしかない」
身内である民主党幹部からも、こんな声が出る。
「菅さんは、いつもそうなんですよ。決断ができない。最近でいえば、前原誠司前外相が辞任した後の人事もそうでした。松本剛明副大臣を昇格させればそれで済むのに、決めるまで2日もかかった。菅さんは、ほとほと総理大臣に向いていない。国民は不幸です」
それでも本人はやる気満々なのだから、手に負えない。菅首相に近い中堅議員が、こう証言する。
「菅さんは目標ができると燃える性格なんだよな。闘志が湧くって言ってた。でも、明らかに国をまとめる総理じゃなくて特命担当相タイプ。蓮舫を節電啓発担当大臣にしたり、辻元清美を災害ボランティア担当の首相補佐官にしたり、地味なことには関心を示さず、派手なパフォーマンスで乗り切ろうとする。この大惨事に臨むリーダーの行動としては、あまりに軽すぎる」
とにかく何でも他人のせいにしようとして、判断の責任を引き受ける覚悟がない。そのため、周囲はイライラしどおし。本人も事態がまったく改善しないことにイラつき、当たり散らしているIいま官邸で起きているのは、そういうことなのだ。
…中略。
いま菅首相が第一に考えるべきこと、それは国民の命を守ることである。しかし、それが完全に抜け落ちている現状は、国民に大きな災禍をもたらした第2次世界大戦当時の「大本営」と同じである。少なくとも、自ら引き起こした東電原発パニックによって、肝心の被災地への救援活動が遅滞したことは否定できない。
…後略。