状況を悪化させる致命的な原因をつくったのは、ほかでもない菅首相本人である。
そもそも福島原発の事故で、。状況を悪化させる致命的な原因をつくったのは、ほかでもない菅首相本人である。
地震発生から1夜明けた12日早朝、菅首相は、緊急災害対策会議を欠席して陸上自衛隊のヘリで福島第一原発の現場へ飛んだ。
「現地で東電の責任者と話して状況を把握したいと思います」と、悦に入ったように記者団に語るその姿は、厚生大臣だった96年、テレビカメラの前でカイワレ大根を食べてみせたあのときの表情とダブる。しかし、これが現地で混乱を生んだ。
…週刊朝日今週号より。