我々の無知が時に、放射能を超える被害をもたらすことを…。

週刊新潮4月14日号から。 黒字化は芥川。

「米中などの核保有国は核実験の際に、自国民を時には意図的に被曝させながらそれを忘れたかのように日本を危険視し、汚染の危険性が少ない工業製品の輸入までを止めようという。アレルギー反応に近いものがあるように思います。旧ソ連はセミパラチンスクで、中国は新疆の砂漠地帯で、周囲の住民を避難させずに低高度での核実験を行い、悲惨な結果を生んでいるのです」(前出の一瀬准教授) 

結果、アメリカにもヨーロッパにも多くの放射性物質が降ったわけだが、その時、欧米人たちは、今回の事故後に日本から一目散に逃げたように、自国から逃げ出しただろうか。…中略。

福島に対する暴力的なまでの風評をはじめ、我々の無知が時に、放射能を超える被害をもたらすことを肝に銘ずるべきだろう。

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