芥川に書けるものは、山脈の、海の、森の、川の、大地の言葉しかないのだ、とも言えるが。

昨日、弊社専務が、これ読んでみたら、と「朝日ジャーナル」を差し出した。

朝日ジャーナル!?と、一瞬、思ったのだが、借りる事にした。

若い時から、芥川が言い続けて来た事…「サルトルよりもジョン・レノンの方が偉い」
…サルトルは芥川が私淑した大事な人間の一人でもあるのだが、ジョン・レノンの方が偉いのだ、と言い続けて来た訳である。

帰宅して、執筆陣と、その内容をざっとみた時の芥川の感想は、…これだけの論者たち…皆、言論で飯を食っている人たちだ…が居て、何故?、こんな内閣だけしか作れない日本なんだ、…何故、「失われた20年」が、在ったんだ。…ということ。

その後に思った事は、…芥川は、「文明のターンテーブル」、第二章、21世紀の、「戦争と平和」、に於いて、…これらの論文すべてを包括したものを書く、…ことの確信。

皆さま方の誰もが読める、平明な言葉で。…極端に言えば、一切の衒学的な言葉を使わず。

ま、彼らは勉学の道をまい進し、立派に、それは果たし続けている訳だから、…彼らだけには、何の躊躇もない、学術的な用語を散りばめて書けば良く、…

芥川は、言わば、荒野を彷徨し、無数の、闇の中の魑魅魍魎に遭いながら…神様が与えた使命を考え続けて来たのだから、芥川に書けるものは、山脈の、海の、森の、川の、大地の言葉しかないのだ、とも言えるが。

今回の復刻版、第二弾には、たくさんの、読むべし、聞くべし言葉が在る。
それを、皆さま方が読みやすい様に抜粋して、これから、順次、お伝えします。

結構、長い時間が掛るでしょうが。

楽しみにしていて下さい。

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