…前略。（殆ど全文を省略して最後だけ）

３月17日付の英フィナンシャルータイムズ紙は「日本の奇跡は終わっていない」と題し、日本の復興に期待を寄せる特集記事を掲載した。
戦後復興とその後の高度成長は、国土の大半が焦土と化した状態からのまさに再スタートだった。
今回の復興もかなり時間はかかるだろうが、ありうる資源を総動員して日本経済に新たな奇跡の物語が生まれることを期待したい。

＊為政者が今のままで、そうなるだろうか。

逆説的に言えば、為政者が、信長、秀吉、家康と同等の、能力を持ったもの、つまり本物の国民政治家であった場合は、事は為される。

日本人は、必ず為すと芥川は確信している。

問題は、ただ一つだろう。…その事をメジャー新聞とテレビが、書かない、言わないのは、どうした事か。

あの日、3月11日の朝に、命運が尽きていた者が、この大災害だからと言って、事を為し続ける期間は終わったのではないか。