桜の下で酒を飲んで騒いだりする趣味はなかったから桜を見には…
(文中敬称略)
これまでは強いて行かなかった。
数年前に、せがまれて桜ノ宮に行ったきりだったのだが、既述した様に、4月8日の夜に、突然、どうしても、今年は桜の咲く場所に行かなければと思った。
芥川は、その規模に於いては、桜ノ宮が日本一ではないかと思っていた。
8日の夜に、そう強く思った時に、帝国ホテル手前の源八橋の上に行こうと思った。
昨日、今日、とカメラを持って出社していた。
さっき、やっと行って来たのだった。思い通りの写真が撮れただけではなく、帝国ホテルの前の桜の木に、ひよ鳥が二羽、目の前で、夢中で桜の蜜を吸い、動き回っていてくれた。
それでも、前章で気が付いた事への怒りは、収まった訳ではなかった。
これは忘れられる事ではない…歴史的な事実だろう。
芥川は、原発の事故について、ずーっと、おかしいな、実態は、もっと重いんじゃないかと感じていたが、書かなかった。
不要・無用の不安を煽るようなことはしたくない、と思っていたからだ。
しかし、今になって見れば…芥川の場合は、本日の午後に知った訳だが…彼らの、何と言う下種さ。
もはや誰の目にも明らかだろう。
彼らは、日曜日の統一地方選挙までは、真実を隠し続けた訳だ。
その理由は言うまでもなかろう。
何と言うふざけた連中であることか!
最初から最後まで、自分の保身しか考えていなかったのだ!
こんな者に肩入れしたHを始めとした論説員たちは、本当に、二度と物を言ってはいけない。
こんな事も見抜けなかった日本のマスメディアは猛省してもらわなアカン。
古館さんよ。元々、貴方も、原発の現場で仕事をするべき人間の立場に、両足が乗っかっている一員だった訳だが、週末の、あの特集は酷いぜ。
高橋真理子さんが居なかったら、重大な犯罪の共犯者に完全に成っていた所だし、
現場でねじ締めは免れなかったと芥川は思うよ。