「夢物語では、飯は食えません」――気仙沼の企業再建を阻んだ政治の無策と、報道の責任
2011/6/27
今、NHK7時のニュースで報道していた事。
多分、気仙沼市の水産加工会社の両巨頭なのだろう。
それぞれの社長が為した決断は、正に、正反対だった。
自分達が国だと錯覚しているマスコミ関係者、約30,000人や、森嶋通夫大教授が言うところの政治屋、あるいは、鶴見俊輔が云うところの「ろくなもんじゃない政治家たち」には、分からないだろうが、地方で、50人以上の社員を採用している会社は、大会社なのである。
ましてや、この両巨頭の様に、100人以上の社員を雇用していたとなれば、これは、東証ならば、一部上場のようなもの。
3年前、朝日の星浩を筆頭とした論説委員たちや、キャスター達が、与してはならない悪に与して、当代、唯一と言っても良い政治的イノベーターであった小沢一郎を田中角栄に対して行ったと全く同じやり方で、悪役に仕立て上げた事。
そして、森嶋通夫大教授が言う所の「政治屋」そのものであることは、明々白々だった管直人。
私が、去年の9月前後から、鵺の様な人間だと形容していたことは、読者の方はご存じの通り。
管直人なんぞを弓削の道鏡宜しく持ち上げた罪は本当は許し難く深いのだ。
全ては、何の政治的イノベーションも持っていない人間を首相とした事がもたらした悪。
3ヵ月以上たっても、何のアクションも起こせず、自分を天皇とでも勘違いしたかのような、下らぬ、テレビカメラの前での視察。
無策の結果の「網掛け」なるものに、再建を阻まれた2大水産会社の内、240人を雇用していた会社の社長は、もはや、これまでと従業員を解雇して中国に工場を作ることを決定した。
「夢物語では、飯は食えませんから」
片方の、気仙沼一番だったという水産会社の経営者は…その分、何とか、持ちこたえられる資金的な余裕も有ったのだろうが…所有していた施設の殆どが、網掛けの中に入っているが、工場の再建を始め出した。
敷地が避難路に入った場合は取り壊す事を覚悟して。
全く、日本のマスコミ人、約30,000人と、政治屋達(官僚たちや御用学者たちも入れなければいかんだろう)、
彼らは、失われた20年を作りづけて来ただけではなく、私たちの国を疲弊させ続けて来た、本当の張本人なのである。
その間違いの所以は、昨日、私が初めて…1,2億人で初めて、という意味だ…指摘したように、
自分たちが国であると錯覚して来た、戦前以来の悪しき伝統…
鶴見に言わせれば、1905年から続いて来ている間違い。
現実から、民間から、日常から汲み上げた知性では無く、東大を出る事が知性だと明瞭に錯覚し出した年が1905年であると、彼は喝破しているはずだ。
