朝日新聞はなぜ中国を庇うのか――高山正之氏が暴く、武漢ウイルス報道の核心
高山正之氏の連載コラムを通じて、武漢ウイルスをめぐる朝日新聞の報道姿勢を検証する。国内初期感染報道において中国との関係を曖昧にし、感染源の印象を日本側へ逸らしていく構造を批判し、戦後メディアと中国プロパガンダの関係を問う章。
2020-05-28
この前のSARSでは、罹患を確認してから3ヵ月間も隠したが、習近平は今回、隠蔽期間を1ヵ月も短縮した。
それが果断という。
それを褒めまくる高田の気が知れないが、それはここでは措く。
以下は本日発売された週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
今回も彼は、戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
ドイツの国民は、真の報道とは何か。
真の記者はどこにいるか。
本欄がこれまでに紹介して来た彼の論文を読んで、己の無知と、日本に対して働いて来た許しがたい無礼の数々を猛省しなければならない。
すでに第一次世界大戦時に、日本は世界最高の国である事を、徳島県の板東俘虜収容所に収容したドイツ兵に対する待遇で実証していた。
それにもかかわらず、ドイツの愚か者達は、捕虜という観念もなく、捉えた相手を惨殺する以外に能がない、底知れぬ悪とまことしやかな嘘の国である中国のプロパガンダに乗じた。
板東俘虜収容所での厚遇に対する恩も忘れた。
それだけではない。
日本は、朝日新聞と松岡によって同盟する相手を間違った。
それはまた、米国の間違った日本に対する認識からの必然でもあった。
敗戦が運命づけられていたわけだが、第二次大戦の同盟国だった日本に対する許しがたい無礼がある。
つまり、売国奴と言っても過言ではない朝日新聞の報道を利用して、日本をナチスと同様の犯罪国家であると国民に洗脳して来た罪である。
これまでのドイツ人、今のままのドイツ人には、天国への門はない。
閻魔大王が地獄で待っているだけである。
南ドイツ新聞や、毎年12月にジョン・ラーベの南京大虐殺を放映して来た国営テレビ局で生計を立てている人間達は、黙っていても分かるはずだ。
お前たちに天国の門は無いことを、今を生きる信長が大音声で世界中に告げる。
何故なら、お前たちの態様は、中国や韓国と同等、否、それ以上に悪質だからである。
見出し以外の文中強調は私。
記者は天下る。
コロナが中国からもう日本に入り込んでいたと政府は1月16日に発表した。
朝日新聞の土肥修一記者の記事によると、日本での第1号患者は「神奈川県在住の30代男性」という。
この男は年の瀬に武漢に渡航し、現地で肺炎患者と一緒にいたら、「1月3日に自身も発熱」したので急ぎ帰国して神奈川県内の病院に入院。
検査の結果、感染が分かった。
もちろん神奈川県では第1号患者になる。
その1週間後、今度は「都内第1号患者」が見つかった。
朝日新聞はその記事に添えて、高田正幸北京特派員電で、習近平が人口1100万の大都市武漢を封鎖するという「断固として果断な処置をとった」と称賛する記事を載せた。
どう果断かというと、この前のSARSでは、罹患を確認してから3ヵ月間も隠したが、習近平は今回、隠蔽期間を1ヵ月も短縮した。
それが果断という。
それを褒めまくる高田の気が知れないが、それはここでは措く。
その3日後、厚労省が会見で国内感染者数が7人になったこと、その7人目の「奈良在住の60代の観光バス運転手」が日本人感染者第1号だと発表した。
吃驚した。
コロナ患者があっちで出た、こっちで出たと騒いできたが、それがみな中国人だったのだ。
ということは、土肥が「武漢から帰国した」と書いた男も日本人じゃなかった。
在日の中国人だった。
しかし土肥は「渡航」「帰国」と書いた。
中国人なら「武漢に里帰り」「日本に再入国」と書くところだ。
おまけにこの男の悪質さも分かってきた。
武漢で父からうつされて発熱すると、中国の病院より日本の病院の方がいいと舞い戻ることにした。
成田の検疫は解熱剤でごまかした。
意図しようとしまいと、立派な生物兵器テロである。
そのころ千葉でも第1号患者が出た。
中国人ツアーについていた女性バスガイドだ。
彼女も中国人。
同胞から感染と思っていたら、朝日は彼女の国籍を隠し、感染源も「日本人第一号患者のバス運転手」と書く。
徹底して「中国」を隠して、感染源まで日本人に仕立ててしまう。
そして2月中旬、隅田川の屋形船での新年会に参加したタクシー運転手らから大量の感染者が出た。
初のクラスターと騒がれた事件で、ここから東京でのコロナ禍が拡大の一途をたどり始める。
この屋形船では中国人ツアー客が直前に遊んでいたから、都は中国人ツアー客、屋形船従業員、日本人利用客へと感染拡大していったと考えた。
別に問題はない。
もう二昔前、ピッキングが流行ったころ、警視庁が「中国人と見たら110番」のチラシを作った。
それと同じく、衛生面でも中国人ツアー客には気を付けようという意味合いだ。
ところが、それが問題だと朝日が文句を付けた。
岡戸佑樹ら5人の記者が総がかりで、「都内で初感染者が出てから100日間」という大型企画を始めた。
その第1回がこの「屋形船」問題。
帰国した中国人をみな調べたら、発症者は1人もいなかった。
「中国人が感染源」は都の勇み足で、それが独り歩きした、中国人は無実だという主張を展開する。
なぜ朝日の記者は、そうまでして中国人を庇うのか。
そのヒントが何清漣『中国の大プロパガンダ』にある。
北京は、中国のために尽した外国の記者を高いカネで雇い入れてくれる。
中で北京が最も評価したのが、元朝日新聞北京特派員の横堀克己。
中国を美化し続けた記事で、「人民中国」日本版の責任者になった。
中国は過去、「百人斬り」を書いた毎日新聞の浅海一男を北京に永住させ、娘を北京大に入れてくれた。
墜落死した林彪をずっと生きていると報じた朝日特派員、秋岡家栄は、人民日報日本代表に据えられた。
朝日は評判が悪い。
退職しても再就職は難しい。
でも中国に尽せば、きっと面倒を見てくれる。
彼らはそう信じて記事を書いている。
そんな紙面を読ますな。