滋賀県民に告ぐ――嘉田由紀子への投票は、滋賀の歴史と日本を裏切る行為である

私が学んだ母校の隣県である福島県を代表する進学校が、福島高校である。
そこに、私と同様、高校生の時分に、県を代表する俊秀たちを前に、恩師から命じられて教壇に立ち、講義をした人間がいた。
その人こそ、小室直樹である。
彼の弟子たちは、今、日本を代表する社会学者・研究者たちの一団を形成している。
小室直樹は、異端の天才そのもののような人生を歩み、京都大学でも学んだ。
その彼の代表作の一つが、『日本国民に告ぐ』である。
私は、様々な意味を込めて、この章のタイトルに「滋賀県民に告ぐ」と書いたのである。
これは、単に一人の候補者を批判した文章ではない。
最澄、比叡山、三井寺、石山寺、紀貫之、大友皇子、フェノロサ、そして琵琶湖を擁する滋賀県の人々に対し、その歴史と文化に連なる日本国民として、今、どのような政治的選択をするのかを問うた論文なのである。

小室直樹の代表作『日本国民に告ぐ』を意識し、「滋賀県民に告ぐ」と題して2019年参院選時に発信した政治論考。
立憲民主党と共産党の支援を受けた嘉田由紀子氏の政治姿勢を批判するとともに、京都大学、左翼思想、朝日新聞的モラリズムを論じ、最澄、比叡山、三井寺、大友皇子、フェノロサ、石山寺、紀貫之、琵琶湖という滋賀の歴史と文化を通して、日本国民としての自覚と政治的責任を問う。

2019-07-21
滋賀県民に告ぐ。
立憲民主党や共産党に擁立されている嘉田由紀子に投票することは、日本を「底知れぬ悪」と「まことしやかな嘘」の国である中国や朝鮮半島に売り渡すことと同義である。
彼女は、共産主義者が京大総長を務めた時代の名残が色濃く、左翼小児病患者たちが教授にも学生にも無数にいた時代に、京都大学農学部で学生生活を送った。
だから、今のような態様なのである。
だからこそ、立憲民主党や共産党に擁立され、嬉々として立候補できるのである。
今、日本を取り巻く国際情勢に対処できる人間では、全くない。
そもそも、熊野寮の件でも分かるように、京都大学に入学し、卒業していく人間は無数にいるのである。
新潟県知事として、東京電力の社長や会長を、これ以上ないほど陰湿に、悪辣に虐め抜いた男も、京都大学卒だった。
この男に対する私の批判が、全く正しかったことは、読者は御存じのとおりである。
嘉田は、朝日新聞を購読し、精読して育った頭脳を持っているだけの人間である。
日本も世界も、実は全く分かっていない。
おためごかしの似非モラリズムによって、朝日新聞の社説どおりのことを語るだけの人間に、国政を任せるとして投票することは、日本を反日国家に売り渡すことと同義である。
最澄が生まれた坂本の町並み。
彼が死んだ比叡山が在る滋賀。
三井寺の滋賀。
フェノロサの墓がある滋賀。
夏の暑い日、フェノロサが蝶になって私を迎えてくれたエピソードは、既述のとおりである。
フェノロサに会いに行く時、私はいつも、天皇家の廟所としては最も小さいが、何とも言えず心惹かれる大友皇子の廟所に立ち寄る。
そこでは、いつもトンボが、不思議なほどじっとして私を迎えてくれる。
この廟所の傍には、古代日本が朝鮮半島を支配していたことを証明する、国宝の廟がある。
新羅は倭の人間が起こした。
その事実を伝える場所である。
この場所ほど、私の心を動かした場所も、そう多くはない。
『源氏物語』を生んだ石山寺の滋賀。
琵琶湖の滋賀。
私は、ある時、日本史上の偉人の一人に、ひらがなで和歌を詠んだ紀貫之を加えなければならないと、痛切に思った。
ケーブル坂本駅から比叡山へ向かう途中に、かつて琵琶湖が日本一の名所だった時代を伝える場所がある。
紀貫之が琵琶湖を眺めて暮らすために営んだ住居があり、彼がそこで死んだ滋賀である。
見栄えとは異なり、その実態は国賊でしかない人間に投票することは、滋賀県を裏切る行為である。
それは、日本国民としてではなく、中国国民や朝鮮半島の国民として投票するに等しい行為だからである。

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