病院名は公表し、クラスター発生店の名前は伏せる――感染拡大を防ぐためにも店名を公表せよ
新宿歌舞伎町や池袋などのホストクラブ、キャバクラを舞台とする感染が連日報道される一方、クラスターが発生した店名は公表されない。
院内感染が起きた病院名は公表されるのに、なぜ夜の繁華街の店舗名は伏せられるのか。
感染拡大防止と報道の公平性という観点から、NHKをはじめとするメディアと行政の対応を問う。
2020-07-03
店名が公表されないことに対する批判や抗議のコメントを、NHKの「キャスター」などという、放送法違反から逃れるための卑怯な呼称を冠した連中は、ただの一度も発言したことがない。
そもそも、ホストクラブ、キャバクラなどは必要なのか。
「いい加減にしろ」と誰もが思っているにもかかわらず、新宿歌舞伎町や池袋、あるいは各地で、これらを舞台にした感染者の発生が連日報道されている。
しかも、馬鹿馬鹿しいことに、日を追って感染者数が増えている。
だが、ながら見ではあるものの、WBSを視聴するまでは唯一観ている報道番組であるNHKは、ただの一度も店名などを報道しない。
店名が公表されないことに対する批判や抗議のコメントを、NHKの「キャスター」などという、放送法違反から逃れるための卑怯な呼称を冠した連中は、ただの一度も発言したことがない。
昨夜、WBSで司会者の山川龍雄氏が、至極当然の正論を述べていた。
「クラスターが発生している店名を公表すべきである。
院内感染が発生した病院名は何のためらいもなく公表し、そのために来院する患者が激減して経営不安に陥っているというのに、ホストクラブなどの風俗店名は公表しないというのは、あまりにもおかしい。
感染拡大を防ぐためにも、店名の公表は必要である」
全く、その通りである。
病院は、人命を救うために存在している。
しかも、医師や看護師らは、自ら感染する危険を冒しながら、患者の治療に当たっている。
その病院については、院内感染が発生すれば、何のためらいもなく実名を公表する。
その結果、来院患者が激減し、経営不安に陥る病院まである。
それにもかかわらず、感染拡大の舞台となったホストクラブやキャバクラなどの店名は公表されない。
これほど不公平で、不合理な話があるだろうか。
感染拡大を防ぐためには、利用者が危険な店を知り、近づかないようにすることが不可欠である。
店名を伏せたまま「夜の街で感染が広がっています」と繰り返すだけでは、何の具体的な防止策にもならない。
そもそも、首都圏における第一波の感染拡大を考える際には、約6000人の観客を集めて強行開催されたK-1興行についても、十分な検証が必要である。
私は、その主催者や関係者の背景を含め、なぜメディア、特にテレビ局が責任を厳しく追及しなかったのか、今も疑問に思っている。
今、ホストクラブやキャバクラなどの店名を公表しないことにも、同様に、特定の相手への過剰な配慮や忖度が働いているのではないか。
もちろん、店名を公表することは、特定の民族や出身者を批判することではない。
感染が発生した場所を具体的に明らかにし、国民の生命と健康を守るために必要な措置を講じるというだけのことである。
ところが日本では、正当な事実の指摘や批判までが「差別」や「ヘイトスピーチ」と混同されることがある。
その結果、行政やメディアが必要以上に萎縮し、公表すべき情報まで伏せているのではないか。
もしそうであるならば、それは国民の生命よりも、批判を受けることへの恐れを優先しているということである。
東京都やメディアは、誰に忖度しているのか。
感染拡大を本気で防ぐつもりがあるのなら、クラスターが発生した店名を速やかに公表すべきである。