青嵐会――石原慎太郎が命名し、周恩来が「中国語の中で最も美しい言葉」と称えた名

月刊誌『WiLL』掲載の石原慎太郎・亀井静香による連載対談から、「青嵐会」という名称が生まれた経緯を記録する。
石原慎太郎が、夏に激しい夕立を降らせ、世の中を爽やかに変えて過ぎ去る嵐という意味を込めて命名し、後に周恩来が「あの『青嵐』という言葉は中国語の中で最も美しい言葉だ」と称えたと語られた章。


2020年7月20日
本稿は、月刊誌『WiLL』に掲載された石原慎太郎と亀井静香による連載対談特集「腰抜け外務省はジャマもんだな」から引用した章であり、前章からの続きである。
前章では、尖閣諸島の実効支配を強めるため、国会議員を巻き込んだ新たな団体を立ち上げる構想が語られた。
本章では、その新団体の名称を考える会話から、石原慎太郎がかつて命名した「青嵐会」の由来へと話が展開する。
石原は、「青嵐」を、夏に激しい夕立を降らせ、世の中を爽やかに変えて過ぎ去る嵐と説明した。
さらに、周恩来がその名称と青嵐会の活動を高く評価していたという逸話が紹介され、自国を愛する意識は世界に共通するという亀井静香の言葉へと結ばれている。
【本章を象徴する引用】
「後に聞いたが、周恩来は『誰がつけたかは知らぬ、あの「青嵐」という言葉は中国語の中で最も美しい言葉だ』と褒めていたらしい。」
2020-07-20
以下は、腰抜け外務省はジャマもんだな、と題して月刊誌WiLLに掲載された、石原慎太郎と亀井静香の連載対談特集からである。
亀井 国会議員を巻き込んで尖閣を実効支配する団体を立ち上げよう。
石原 面白い。コロナ自粛で落ち込んだ世間を騒がせようじやないか。
以下は前章の続きである。
中国語で最も美しい言葉
亀井 ところで「青嵐会」なんてシヤレた名前、誰がつけたんだ。
石原 僕だよ。会に名前をつけるに及んで、いろいろ案も出た。でも、「○○同志会」とか「自由革命OO」とか似たり寄ったりで代わり映えしない。
そこで僕が一任されて、いくつか案を提出することになった。
亀井 小説家・石原慎太郎のセンスに託されたわけだ。
石原 翌々日、たった一つ「青嵐会」という案を披露した。
案の定、「青嵐というのは何のことだ?」と質問が出た。
青嵐とは寒冷前線し夏に激しく夕立を降らせ、世の中を爽やかに変えて過ぎ去る嵐のこと。 
説明してやると、渡辺美智雄が「石原君が言った通り教えてやれば、学のある政治家だと思われる。これにしよう!」と。満場一致で即決となった。 
後に聞いたが、周恩来は「誰がつけたかは知らぬ、あの『青嵐』という言葉は中国語の中で最も美しい言葉だ」と褒めていたらしい。
青嵐会の活動についても、「まだ日本人らしい日本人が残っているものだ」と感心していたそうな。
亀井 自分の国を愛する、という意識は世界共通だからな。 我々も組織に名前をつけないとダメだ。
「尖閣を実効支配する会」じゃ芸がないから、「乱世会」ってのはどうだ?
石原 「青嵐会」を逆さにしただけじゃないか(笑)。

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