豪州を食い荒らした中国の黒い手口――世論と大メディアの対中認識の断絶
月刊誌『WiLL』に掲載された地政学者・奥山真司とユーチューバー・KAZUYAの対談から、武漢ウイルスへの対応、WHOとの関係、尖閣諸島をめぐる中国の行動、日本の世論と大メディアの対中認識のずれ、中国側が外国人記者を招待して自国に有利な報道を促す宣伝工作について論じた章。
オーストラリアで明らかにされた中国の浸透工作が、日本でも行われている可能性を問いかける。
2020年7月20日
本稿は、月刊誌『WiLL』に掲載された、地政学者・奥山真司とユーチューバー・KAZUYAによる対談「豪州を食い荒らした中国の黒い手口」から引用した章である。
対談では、オーストラリアにおける中国の浸透工作を扱った書籍が日本でも注目された背景として、日本国民が抱く中国への警戒感と、大メディアの報道姿勢との間にある隔たりが論じられている。
また、中国側が外国人記者を招待し、発展した都市や社会の「光」の部分を見せることで、中国を礼賛する記事を書かせるとされる宣伝手法にも言及している。
オーストラリアだけが中国の浸透工作の対象なのではなく、より長い交流を持つ日本についても、同様の検証が必要ではないかという問題を提起した記録である。
【本章を象徴する引用】
「武漢ウイルスへの対応、WHOとの癒着関係、尖閣諸島での身勝手なふるまいを見て、『メディアは言わないけど、中国ってヤバい』とみんな思っています。」
2020-07-20
武漢ウイルスへの対応、WHOとの癒着関係、尖閣諸島での身勝手なふるまいを見て、「メディアは言わないけど、中国ってヤバい」とみんな思っています。
以下は、豪州を食い荒らした中国の黒い手口、と題して月刊誌WiLLに掲載された、地政学者奥山真司とユーチューバーKAZUYAの対談からである。
前文省略
世論とマスコミのズレ
奥山
おかげさまで本書の売れ行きは好調ですが、その背景には政治・メディアと国民の対中認識のズレがあるでしょう。
KAZUYA
武漢ウイルスへの対応、WHOとの癒着関係、尖閣諸島での身勝手なふるまいを見て、「メディアは言わないけど、中国ってヤバい」とみんな思っています。
そういった国民の深層心理に訴えかけるものがあるから、日本でも売れているのでしょう。
奥山
たとえば、少なくない国民が習近平の国賓来日に反対しているのに、大メディアからは反対の声がほとんど聞かれません。
すでに中国に侵略されているのか、中国とかかわりのあるスポンサーに忖度しているのか、意図的に反中報道をしていないようにさえ感じます。
KAZUYA
本書には、新華社通信の「中国ツアー」に招待されたあと、中国を礼賛する提灯記事を書いたジャーナリストの名前も暴露されています。
もちろん、ツアー代は中国側が貧担し、先端都市である四川省の成都や深川など、中国の”光”の部分しか見せてもらえません。
この手法はソ連も行っていたことで、全体主義国が外国人記者にプロパガンダを書かせる手法は変わらないのでしょう。
奥山
日本だけが「やられていない」と考えるのはムリがありますね。
オーストラリア以上に長い付き合いがあるのですから。
ハミルトン教授は今年秋、第二弾としてサイレント・インべーションの全世界版を共著で出版する予定です。
そしてそこには、日本についても書かれているとか。
KAZUYA
いつも怪しいと思っている親中派の闇が暴かれる日も近いかもしれませんね。
奥山さん、また翻訳をお願いします(笑)。