伊400・晴嵐が示した日本の技術力と戦後の歴史認識――「日本は30年先を行っていた」という高山正之・大高未貴対談から

2020年8月7日。
NHK『歴史秘話ヒストリア「伊400 幻の巨大潜水艦」』で描かれた旧日本海軍の巨大潜水艦「伊400」と特殊攻撃機「晴嵐」。
その圧倒的な技術力を、高山正之氏と大高未貴氏の対談における日本の海軍・航空技術、日清・日露戦争、戦艦ドレッドノート、プリンス・オブ・ウェールズ撃沈、GHQとWGIPをめぐる議論と重ね、戦前・戦後の日本をめぐる歴史認識について考える。

私は、かねてより、戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであり、世界有数の文明批評家である高山正之と、大高未貴さんとの対談特集は、一文、一文に現された事実を、日本国民のみならず世界中の人たちが知るべきだと思っていた。
今日、それを遂に実行して世界に発信したのだが、発信作業を手伝ってくれた友人は、あまりの分量に、私の気がふれたかと思ったらしい(笑)。
その作業と時を同じくして目にしたのが、NHK『歴史秘話ヒストリア「伊400 幻の巨大潜水艦」』だった。
番組は2020年8月5日に放送されたもので、旧日本海軍が建造した巨大潜水艦「伊400」を取り上げたものである。
全長122mという巨大な船体。
約3.5mの直径しかない格納筒に搭載された、折り畳み式の特殊攻撃機「晴嵐」3機。
そこに示された日本の技術力と発想力を見ながら、私は、この日に発信していた高山正之・大高未貴両氏の対談との、不思議な符合を感じずにはいられなかった。
【本文】
私は、かねてより、戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであり、世界有数の文明批評家である高山正之と、大高未貴さんとの対談特集は、一文、一文に現された事実を、日本国民のみならず世界中の人たちが知るべきだと思っていた。
今日、それを遂に実行して世界に発信したのだが、発信作業を手伝ってくれた友人は、あまりの分量に、私の気がふれたかと思ったらしい(笑)。
今日、巨人VS阪神戦を観た後に、最近では珍しく、普通に『ニュースウオッチ9』を観ていた。
どういう理由かは知らぬが有馬が休みだったからだろう、反吐が出る思いをすることも無かった。
それで、そのまま観ていたら、『歴史秘話ヒストリア』が始まった。
私は何という符牒だろうと思って観ていた。
極めて有益な番組だった。
これこそがNHKであり、NHKは、こういうところにこそ力を入れるべきなのである。
報道番組でGHQに洗脳された思想、自虐史観、親中、親韓をコメントする、中国のエージェントの様な報道をする等は、もってのほかなのである。
視聴者の日本国民は私と同様に初めて知ると同時に、当時の日本の技術力に驚嘆したはずである。
全長122m!
当時、断トツで世界最大。
約3.5mの直径の格納筒に、当時の日本人以外には着想も完成も出来なかったであろう、特殊攻撃機『晴嵐』3機etc.
高山
日本は常に欧米の一歩も二歩も前にあった。
「戦争の1年は平時の10年」と言われるけど、日本の航空技術に英米が追いつくのに3年もかかった。
つまり、日本は30年先を行っていたわけだ。
今日、本欄を読んでくれていた読者で上記の番組を観た人は、私と同様の感慨を持ったはずである。
高山
それで、あれだけ強かった日本民族が骨抜きにされてしまった。
欧米諸国が2千年間守ってきた海戦の方法があった。
接近して副砲を撃って、船腹に舳先をぶち込む。
だから舳先には衝角がついていた。
ところが、日本は日清・日露戦争でまったく違うやり方を示した。
相手の船に一度も接することなく、破壊力のある主砲を利用して次から次へと撃沈していった。
しかも日露戦争では特殊火薬によって、1万8千トン級の鉄鋼艦が燃えて沈没していった。
あり得ない現象だった。
大高
そういう日本に世界は脅威を感じたんですね。
高山
ギリシャ時代から連綿と続いていた衝角戦法から、日本は主砲による戦艦につくりかえていった。
それに倣って英国が最初につくったのが「ドレッドノート」。
いわゆる弩級戦艦。
それよりも威力があって大型なのが超弩級戦艦。
第2次大戦の頃、「プリンス・オブ・ウェールズ」は3万トンクラスで、超超弩級戦艦と呼ばれた。
もはや敵はいないはずだったが、日本が英米と決戦したとき、この超超弩級戦艦を日本は航空機によって撃沈してしまった。
日本は常に欧米の一歩も二歩も前にあった。
「戦争の1年は平時の10年」と言われるけど、日本の航空技術に英米が追いつくのに3年もかかった。
つまり、日本は30年先を行っていたわけだ。
大高
それほど革新的な戦法だった。
高山
だから、かつてのスペイン帝国と同じく、この強い日本をどうにか降伏させた後、この国の再興を防ぐには何がいいか。
それはラス・カサス方式で、日本を残虐な民に仕立てて士気を打ち砕くことにした。
それでGHQの「WGIP」が実行された。
日本は非民主的で、遅れた国家であり、これからは個人主義的で、残酷野蛮な民族から脱する必要があると。
その際に日本人の中で誰かラス・カサスの役割を担ってくれないかと探した。
家永三郎や東史郎がその役割を担ったと言える(笑)。
*それ以降は、筑紫哲也、古舘伊知郎等や、大越健介、有馬や桑子等が、その役割を担って来ているわけである。

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