大新聞の矜持を失った朝日新聞――『噂の真相』に依拠した則定東京高検検事長「女性問題」報道

2017-7-31
記事の見出しは、「東京高検 則定検事長に『女性問題』」だった。
一面トップで、個人的な女性問題を取り上げているのである。
しかも、記事の中身は朝日新聞自身が取材したものではなく、ゴシップ誌とされていた『噂の真相』に依拠したものだった。
記事にはこうある。
「『噂の真相』(五月号)によると、二十八歳のこの女性は、六年前に勤めていた東京・銀座の高級クラブで、当時法務省の官房長だった則定氏と知り合い、交際が始まった」
この記事を読んだ際に、「ああ、朝日新聞は新聞じゃないんだな」と強く感じたのを覚えている。
朝日新聞と則定氏にどんな確執があったのかは承知していないが、朝日新聞は気に入らない相手を貶めるためなら、自社で取材もせずに『噂の真相』の引用を一面トップに据えるのか、と空恐ろしくなった。
他紙で、「『噂の真相』によると」などと臆面もなく書いた記事は見たことがない。
いろいろと批判されている前述の読売新聞記事は、少なくとも自社できちんと取材しており、比較の対象にならないぐらいまともである。
大新聞としての矜持をかなぐり捨て、取材・報道のプロとしての意地もなく、恥も外聞もなく、ただただ敵と見定めた相手を倒そうとする朝日新聞の姿勢は、現在の闇雲な安倍政権叩きと通底している。
この稿続く。

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