教育行政のトップが語った「面従腹背の資質」――前川喜平の発言と官僚倫理

2017-7-31
以下は前章の続きである。
「私って、座右の銘が『面従腹背』なんですよ。
役人の心得として面従腹背の技術、資質は持つ必要がある」
前川が、六月一日のテレビ朝日番組でこう言い放ったのには心底呆れた。
将来を担う児童・生徒らに学問の意義や道徳を学ばせる教育行政のトップが風俗店愛好者であるうえに、面と向かっては相手の意見に従いながら陰に回って不平や非難を言うことを旨とする、と主張している。
たしかに、現役次官時代は安倍首相にも官邸高官らにも異を唱えずに、数千万円の高額退職金をもらって辞めたあとに批判を開始するやり方は面従腹背を地で行っているが、テレビで得々としゃべるような話だろうか。
百歩譲って、官僚に面従腹背の技術がいるとして、「面従腹背の資質」とは何が言いたいのか。
資質とは持って生まれた天性のことだが、生まれつき面従腹背を身につけた官僚など信用できようはずもない。
この稿続く。

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