The Lovely Sparrowsとともに辿る、2024年夏の光と風景――瀬戸内海、大阪、福山城、尾道、福山湾
The Lovely Sparrowsの素晴らしい曲の中から、特に素晴らしいものを選んで、36分の作品を制作した。
すべてが素晴らしい曲なのだが、その中でも、私が長い間、最も鮮明に覚えていた曲が Chemicals Change だった。
曲順は以下である。
Chemicals Change
Rene, Your Country
Golden Age
Reclusive Animals
Devil in the Details
Ghost Light
True Love Is on the Run
The Lovely Sparrowsは、Page Franceとほぼ同じ頃、2000年代半ばにテキサス州オースティンに現れた。
彼らの音楽を聴いた時、私は、これは明らかに21世紀の音である、と思った。
60年代や70年代の音楽をなぞったものではない。
過去の音楽を知り尽くした上で、それまでには存在しなかった新しい響きを生み出していた。
それがThe Lovely Sparrowsだった。
今回、その音楽を、2024年夏に私が撮影した写真と一緒に作品にした。
2024年7月25日。
瀬戸内海を撮影した39枚。
7月26日。
梅田ツインシティから大阪市内を一望して撮影した141枚。
7月30日。
福山城と尾道を撮影した。
8月8日。
福山城と福山湾を撮影した。
瀬戸内海。
大阪市内。
福山城。
尾道。
福山湾。
全く違う場所で撮影した写真である。
しかし、The Lovely Sparrowsの音楽を重ねてみると、それらが一つの作品として自然につながった。
海。
都市。
城。
坂の街。
湾。
夏の空。
雲。
光。
2024年の夏に、私が実際に見て、実際に撮影した風景である。
私は写真を撮る時、単なる記録として撮っているのではない。
その時、その場所にしか存在しない光や空気や風景を撮っている。
それを後になって音楽と組み合わせると、写真を撮った時には見えていなかったものまで現れてくることがある。
The Lovely Sparrowsの音楽は、まさにその力を持っている。
かつて私が、これは21世紀の音だと思った音楽である。
その音楽と、2024年夏に私が撮影した日本の風景が、今、一つの作品になった。
Chemicals Change で始まり、True Love Is on the Run で終わる。
36分。
これは、The Lovely Sparrowsの音楽とともに辿る、私の2024年夏である。