京都、梅雨の晴れ間に永遠が響く――188枚の写真と村田夏帆、ローマの歴史的名演《イザイ第4番》|4K
2026年6月11日。
梅雨の晴れ間の京都府立植物園で、私は188枚の写真を撮影した。
その一枚一枚に、村田夏帆がローマのリサイタルで奏でた、イザイ《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番》を重ねた。
わずか13分。
しかし、美に触れる時間の深さは、時計では測れない。
このリサイタルは、有難いことに、主催者によって全編がYouTubeで公開されている。
優れた演奏を、その場に居合わせた人たちだけの記憶に留めず、世界中の人々へ届ける。
私は、それもまた、21世紀に演奏会を開催する主催者の大切な務めだと思っている。
リサイタルのすべてが、歴史的な名演だった。
その中から、今回はイザイ《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番》を選んだ。
正式な曲名は《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 作品27-4》。
イザイが、偉大なヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーに献呈した作品である。
アルマンド、サラバンド、フィナーレ。
三つの楽章に刻まれた音楽が、一本のヴァイオリンから立ち上がる。
京都の庭に息づく生命と、ローマで響いた夏帆の音楽。
遠く離れた二つの場所が、この作品の中で、一つの時間になる。
写真は、過ぎ去る光を留める。
音楽は、その光に、もう一度、時を与える。
梅雨空が開いた日に出会った美を、188枚の写真とともに、4Kで世界中の人々へ届けたい。
撮影日:2026年6月11日
撮影地:京都府立植物園
写真・映像制作:MIKIO KISARA
ヴァイオリン:村田夏帆
音楽:ウジェーヌ・イザイ《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 作品27-4》
献呈:フリッツ・クライスラー
演奏:ローマで開催されたリサイタルより
写真:188枚/上映時間:約13分/画質:4K