林賢養のお母さんこそ成仏すべき人…。
おはようございます。
早寝早起きの生活をしている…下らぬテレビなんぞは観ないどころか、新聞すらも読まない…去年までは必ず観ていたラグビー早明戦すら観ない(録画し忘れたこともあるのだが)結果すら読まない、見ないほどに。…昨日は、アップすべき写真を見ていたりしていて、いつもより遅く12時半過ぎに寝たのだが、確か、6時前後に目を覚ました。
金閣寺・完成写真の最初に在る…京都市の立札書きがあった…樹齢数百年の大木の根っこ…木の名前をきちんと見もしなかったので、ネットで、金閣寺入口の木と叩いたが、出て来なかった。
けれども、そのおかげで、とても良い記事に出会った。
http://www.tokyo-kurenaidan.com/mizukami-kinkaku2.htm
この中で、芥川の心をとらえた部分を以下に抜粋します。
水上勉の「金閣炎上」では…前略。注:黒字化、芥川
…当時、成生には中学へゆく者はいなかった。もう一つは、学資はともかく、学用品その他の費用は里の兄に出してもらう約束になっていたこと。そんなことならと思い切って、卒業までの教育を兄にあずけたか。最後の一つは、道源に病気の極度な進行がわかったので、伝染をおそれたとみてよい。安岡移住には、この三つの理由のいずれもがかさなっている気もする。志満子が、日傘をさして、成生から安岡まで、自転車にも乗らず、一日がかりで往還する姿をみせるようになるのもこの年まわりからだった。成生の人々は、三里の崖道で、たもの木や椎の木蔭に、腰をおろしては海をみている志満子に出あった。 …」
このサイトに行く前に、金閣寺や銀閣寺、天竜寺…これら室町時代の、エッセンスを、読んでいたのですが、そう言えば、金閣寺に放火したのは、寺の、若い修行僧ではなかったかな…三島由紀夫の小説は、実話に基づいた物では無かったかな、と、思って、検索したら、この、東京紅団さんの、素晴らしい労作に出会った。
前記の文章が、何故、芥川の心をとらえたか…男と女、母親と息子。
このお母さんこそ、成仏すべき人だと、心から、強く思った。
芥川は、今も、涙が溢れる。
