「嘘の国」韓国を批判する愛国の書—櫻井よしこ氏が読む『反日種族主義』—
2019年11月15日発信。櫻井よしこ氏の週刊新潮連載コラムをもとに、李栄薫氏らによる『反日種族主義』を論じる。文在寅政権下の反日・親北朝鮮・社会主義路線への批判、韓国社会に根づく「嘘の文化」、シャーマニズム、物質主義、種族主義の構造を取り上げ、学者として命がけで祖国の病理を告発する李氏の姿勢を紹介する。
2019-11-15
たとえば「嘘の国」と題されたプロローグだ。
「嘘をつく国民」、「嘘をつく政治」、「嘘つきの学問」、「嘘の裁判」などの小題は韓国人の心臓を射抜くだろう。
以下は昨日発売された週刊新潮に高山正之と並んで掉尾を飾る櫻井よしこさんの連載コラムからである。
櫻井さんが、最澄が言うところの国宝である事については何度も言及してきた通りである。
朝日新聞を購読していた5年前の8月まで、私は彼女の事は全く知らなかったと言っても過言ではない。
お顔だけは知っていたというレベルだっただけではなく、朝日に依って、彼女は右寄りの人だなどという、とんでもない刷り込みがなされてもいたのだから。
嫌と言うほど知らされていたのは、例えば、大江健三郎なのだから、…こういう事を本当の無念というのである。
「嘘の国」韓国を批判する愛国の書。
櫻井よしこ。
文在寅韓国大統領の反日・親北朝鮮、さらに社会主義路線に異を唱え、立ち上がる人々が急増中だ。
文氏の「反日」に反対する戦線の最前列に立つのが元ソウル大学経済学部教授、李栄薫氏で、その編著書、『反日種族主義』(以下『種族主義』)はベストセラーになっている。
反文在寅運動の理論的支柱ともなった同書の日本語版が間もなく書店に並ぶが、一足早く入手して、一気に読んだ。
李氏は経済史の専門家としてずっと数字や事実に拘り続けてきた。
フィールド・ワークから導き出される事実は政治的偏りとは無縁である。
韓国で流布されてきた反日のための歪曲や捏造とは全く異なる歴史認識や情報を李氏は発信し続けてきた。
そのために、ソウル大学教授という尊敬されるべき立場でありながら、凄まじい非難も浴びた。
その氏が今回、「命がけ」で論陣を張っている。
それが本書の出版だ。
『種族主義』は、冷静な分析と客観的事実に満ちている一方、韓国人には強い衝撃を与えずにはおかない火を吐くような激しい表現がある。
たとえば「嘘の国」と題されたプロローグだ。
「嘘をつく国民」、「嘘をつく政治」、「嘘つきの学問」、「嘘の裁判」などの小題は韓国人の心臓を射抜くだろう。
その後に今日の韓国を表現する言葉として「反日種族主義」が登場する。
「韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています」「政治が嘘つきの模範を示しています」「嘘つきの学問に一番大きな責任があります」「この国の嘘をつく文化は、遂に司法まで支配するようになりました」と書いた後、李氏は韓国人の精神を蝕み、韓国を誤った道に誘引してきた反日種族主義について説明する。
長くなるが次のような説明だ。
韓国社会に色濃いシャーマニズムは物質主義と種族主義に通底している。
シャーマニズムの世界では両班は死んでも両班で、奴婢は死んでも奴婢である。
だからこそ、人々は両班の身分を手に入れようと、嘘も詐欺も働く。
汚いカネも許される。
こうして皆が物質主義に走る世界には共有すべき真理も価値観もない。
何でもありだ。
そして一方の集団は究極の利のためにもう一方の集団を排斥する。
それらの集団は価値観や文化や情趣を共有する民族では断じてなく、種族に過ぎない。
種族を単位とした政治が種族主義である。
簡単に言えば種族主義は、事実、理性、合理のいずれとも無関係の「幻想」から生まれる愚かな精神性だ。
信用してはならず、影響も受けてはならない。
峻拒すべき悪しき精神性で、それが韓国にはびこっている。
祖国韓国に対するこの激しい批判は、学者としての良心の叫びであり、嘘つき国となった祖国への愛であり、絶望に近い口惜しさでもあろう。
幻想に搦めとられて歴史を紡ぐ事例として、李氏は、朝鮮人の日本に対する憎悪の源泉のひとつ、総督府による土地調査事業をとり上げた。
この稿続く。