武漢発新型肺炎と日本政府の鈍さ――習近平国賓来日を慮る余裕などない
2020年1月27日発信。産経抄を通じて、中国・武漢発の新型肺炎拡大と、中国政府による情報隠蔽体質、日本政府の対応の鈍さを批判する。中国からの団体旅行中止、武漢の都市封鎖、各国による自国民救出策を踏まえ、習近平国家主席の国賓来日を慮るよりも、日本国民の安全を最優先すべきだと論じる。
2020-01-27
NHK国際放送が、中国に都合の悪いニュースを流すと、すぐ画面が真っ黒になるほど情報隠蔽を得意とするあの国が、ここまでやるのは大変な事態が起きている証拠だ
以下は今日の産経抄からである。
給料日の金曜夜、新橋で一杯引っかけ、ちょっと気が大きくなってタクシーに乗った。
しばらくして真っ赤っ赤な東京タワーが目に飛び込んできた。
あれっ!
酔っ払い過ぎてどこかの国に占領された近未来のTOKYOに、迷い込んでしまったか。
びっくりして眺めていると、親切な運転手さんが「春節前夜に、中国からの観光客を歓迎するため真っ赤にライトアップしているそうですよ」と教えてくれた。
公明党の山口那津男代表も点灯式にかけつけ言祝(ことほ)いだというが、そんな悠長なことをしている場合か。
今年の春節はいつもとは違うのだ。
中国・武漢発の新型肺炎は、加速度的に死者と重症者が増え、収束の気配さえ見えない。
中国政府の強い要請を受け、中国からの団体旅行は今日から全面的に中止された。
武漢市内は車の運転さえ禁止され、完全な「封鎖都市」と化した。
NHK国際放送が、中国に都合の悪いニュースを流すと、すぐ画面が真っ黒になるほど情報隠蔽を得意とするあの国が、ここまでやるのは大変な事態が起きている証拠だ。
中国全土への渡航自粛を勧告してもおかしくないにもかかわらず、日本政府の対応は鈍すぎた。
米国やフランス、韓国などは武漢に取り残された自国民を救出するためチャーター機やバスを用意した。
ようやく26日に安倍晋三首相が希望者全員を帰国させる方針を示したが。
政府の動きの鈍さが、今春の習近平国家主席来日を慮ってのことなら本末転倒だ。
第一、安倍首相に「迷惑をかけてすまない」と電話一本してこない人物を国賓で呼ぶ必要はさらさらない。
この緊急事態に、国会ではサクラがどうした、こうしたとのんびりした議論ばかり。
議員の諸君、ボーっと生きてんじゃねーよ!