新型コロナで巨額の資産増加――モデルナCEOバンセルと、ビオメリュー創業者アラン・メリュー
新型コロナウイルスの世界的大流行によって株式市場が混乱する一方、ワクチン、治療薬、診断キットを開発するヘルスケア企業の株価は急上昇した。
モデルナCEOのステファヌ・バンセルは新たにビリオネアとなり、バンセルがかつてCEOを務めたビオメリューの創業者アラン・メリューも、資産を約15億ドル増加させた。
Forbesの記事から、パンデミックによって資産を大幅に増やした世界のヘルスケア富豪10人を紹介する。
2020-06-24
資産の増加額が最も多かったのは、バンセルが2011年までCEOを務めていた診断製品メーカー、ビオメリューを創業したフランスの富豪アラン・メリューと
以下は、先ほどネットで発見したForbesの記事である。
見出し以外の文中強調は私。
ビジネス
2020/05/11 11:30
新型コロナで資産増加 世界のヘルスケア富豪10人
世界保健機関、WHOが新型コロナウイルスのパンデミック、世界的大流行を宣言した3月11日以降、世界各地の株式市場は暴落し、ダウ平均株価は1987年以来最悪の下げ幅を記録した。
株式市場はその後、幾分回復したが、そうした中でもまったく打撃を受けず、堅調に上昇を続けてきたのが、ヘルスケア関連企業の株だ。
新型ウイルスの流行を終息させるために必要なワクチンや治療法、検査キットの開発に取り組む企業の株価は、ここ2か月ほどで急上昇しており、それに伴い、新たなビリオネア、保有資産額が10億ドル以上の富豪が1人誕生したほか、少なくとも9人のビリオネアが保有資産を大幅に増やした。
新たにビリオネアの仲間入りを果たしたのは、米マサチューセッツ州に本社を置くモデルナのステファヌ・バンセル最高経営責任者、CEOだ。
同社は3月16日、新型ウイルスに対する初のワクチン臨床試験を、シアトルで開始した。
バンセルの保有資産は、WHOのパンデミック宣言時には7億2000万ドルだったが、モデルナ株はその後103%上昇し、バンセルの資産額を15億ドル、約1600億円に押し上げた。
バンセルの保有資産額は4月2日、モデルナがワクチンの第2相試験開始を計画しているとのニュースを受けて同社株が上昇したことにより、10億ドルを突破した。
資産額の増加率は、一連の富豪の中で最も高い109%だ。
増加率が2番目に高かったのは、連続起業家グスターボ・デネグリの32%、保有資産額45億ドルで、イタリアのバイオテクノロジー企業ディアソリンの株式の45%を保有していることで、資産を大幅に増やした。
資産の増加額が最も多かったのは、バンセルが2011年までCEOを務めていた診断製品メーカー、ビオメリューを創業したフランスの富豪アラン・メリューと、韓国のバイオ製薬会社セルトリオンのソ・ジョンジン会長の2人。
いずれも3月11日から、資産を約15億ドル増加させた。
ビオメリューとディアソリンの両社は3月下旬に新型ウイルスの診断キットを発売しており、新型ウイルスの検査体制強化において、重要な役割を果たしている。
以下は、新型コロナウイルスの流行によって、3月11日から資産を増加させた「ヘルスケア富豪」10人。
・ステファヌ・バンセル
国籍:フランス
総資産:15億ドル、3月11日から109%増加
資産の源泉:モデルナ
・グスターボ・デネグリ
国籍:イタリア
総資産:45億ドル、32%増加
資産の源泉:ディアソリン
・ソ・ジョンジン
国籍:韓国
総資産:84億ドル、22%増加
資産の源泉:セルトリオン
・アラン・メリュー
国籍:フランス
総資産:76億ドル、25%増加
資産の源泉:ビオメリュー
・マジャ・オエリ
国籍:スイス
総資産:32億ドル、10%増加
資産の源泉:ロシュ
・レナード・シュライファー
国籍:米国
総資産:22億ドル、11%増加
資産の源泉:リジェネロン・ファーマシューティカルズ
・ジョージ・ヤンコポロス
国籍:米国
総資産:12億ドル、14%増加
資産の源泉:リジェネロン・ファーマシューティカルズ
・トーマス・シュトルエングマン
国籍:ドイツ
総資産:69億ドル、11%増加
資産の源泉:バイオエヌテック
・アンドレアス・シュトルエングマン
国籍:ドイツ
総資産:69億ドル、11%増加
資産の源泉:バイオエヌテック
・李西廷
国籍:シンガポール
総資産:126億ドル、1%増加
資産の源泉:ミンドレイ