武漢ウイルスがパンデミック化した最大の原因――中国共産党の情報隠蔽と習近平個人独裁体制の弊害
武漢ウイルスが世界的なパンデミックへと拡大した最大の原因は、中国共産党政権が感染情報を隠蔽し、初期対応を怠ったことにある。
石平氏と竹内久美子氏が、李文亮医師への処罰、誤った宣伝、春節による感染拡大、そしてあらゆる判断を習近平一人に集中させた個人独裁体制の弊害を明らかにする。
2020-06-25
武漢ウイルスがパンデミック化した最大の原因――中国共産党の情報隠蔽と習近平個人独裁体制の弊害
以下は前章の続きである。
見出し以外の文中強調と*~*は私。
習近平個人独裁体制の弊害
石平
心してかからねばなりません。
そのためには、武漢ウイルスが、なぜパンデミック化したのか。
その最大の原因を、多くの人たちが認識する必要があります。
パンデミック化した理由は、中国政府が情報を隠蔽し続けたため。
*NHKの報道部を支配している連中が、この事実を隠蔽し続けて来た事は、視聴者は御存知の通りである*
12月中旬から武漢市内でウイルスが蔓延し、同月下旬、李文亮医師がネット上でその危険性を発信しました。
竹内
その後、李医師はデマを流したとして処罰され、自身もこの疫病に感染し、亡くなっています。
でも、中国政府は何ら目立った動きを見せていません。
石平
むしろ、宣伝機関は北京の専門家を使って、「今回の病気はヒトからヒトへは伝染しないので安心してください」と喧伝。
この情報を鵜呑みにした武漢市民は、春節間近ということもあって、大人数が1か所に集まり、飲食に興じたのです。
そのため、感染が爆発的に拡大。
しかも春節前で、出稼ぎ労働者や学生たちが、ウイルスを保持したまま帰郷する。
そのため、ウイルスが中国全土に広がっていったのです。
竹内
それが今や、世界中へと蔓延しています。
石平
中国は空前の海外旅行ブームで、武漢市民が日本や欧米へ大挙して押し寄せた。
このように、感染拡大の責任は、情報を隠蔽した中国共産党指導部にあったことは間違いないし、本人たちも自覚しています。
竹内
でも、その責任の所在は絶対に認めようとしません。
石平
国際社会だけでなく、人民に対してもです。
竹内
感染対策を12月中に実施していれば、世界が変わることはなかった。
なぜ隠蔽だけして、対策のほうは講じなかったのでしょうか。
石平
中国共産党一党独裁体制が、そうさせたのです。
特に習近平政権以降、習近平個人独裁体制と化しています。
あれほどの大国でありながら、政治、経済、外交……と、ありとあらゆることが、習近平の目を通さないと誰も動かないし、何も進まない。
情報公開に関しても、すべて中央政府の判断に委ねられます。
胡錦濤時代の集団的指導体制であれば、おそらく武漢から報告が上がったとき、担当官が自ら判断し、中央政府を動かしていたでしょう。
でも、今はすべて〝習近平様〟にお伺いを立てなければなりません。
竹内
北朝鮮と同じですね。
金正恩が地方の農場を視察した際、何かつぶやくと、まわりはメモを取って、その通りに動く。
ロボットと同じです。
石平
習近平だって人間ですから、1日24時間、処理できる仕事の量にも限界があります。
しかも、彼は決して判断力の優れたトップではなく、むしろ愚鈍。
だから、案件処理も滞ってしまう。
竹内
優先順位もわかっていない。
石平
側近政治なので、まわりは習近平に忖度して、案件の優先順位を決めて進言します。
しかも、ボスが喜ぶような情報ばかり。
竹内
そうすると、面倒な案件は隅に追いやられてしまう。
石平
だから、習近平政権が武漢ウイルスを公式に認めたのは、1月に入ってからのこと。
すでに手遅れでした。
この稿続く。
*中国の責任を隠蔽し続けて来たNHKを始めとしたメディアは、今、何を言っているか?
ウイルスとの共存などと言っているのである。
何という悪質な人間達である事か!
そんな事を言う前に、原因究明を行うのがまともな人間だし、ジャーナリストの存在理由なのである。*