「天皇制」という呼称の由来とコミンテルンの魔手――日本を戦争へ追い込んだ思想工作の正体

「天皇制」という呼称の由来、日本共産党とコミンテルンの関係、そしてロシア革命以後の思想工作が日本と世界に及ぼした影響を論じた一篇。
昭和天皇を軸に戦後史と20世紀史を見直し、朝日新聞などが用いる言葉の背後にある政治的意図を鋭く問う。

2019-06-06
コミンテルンの魔の手はアメリカにも伸びて民主党の中心部に食い入り、これがアメリカを日本との戦争に駆り立てていく。

以下の書が戦後の世界で最も重要な書である事は言うまでもないが、この章は、朝日新聞が使用している天皇制という言い方の由来について、日本国民と世界に明瞭に教えてくれる重要な論文である。
日本はコミンテルンの魔の手に踊らされた
前章で述べたように、戦後、昭和天皇は連合軍総司令官に「subject to」、つまり隷属させられていた。
だから終戦翌年(昭和21年〈1946〉)のいわゆる「人間宣言」と称せられている詔書など、当時の天皇陛下のお言葉は、すべて被脅迫状況のなかで発せられたものであり、そのまま額面どおり信用すべきものではない。
マッカーサー元帥はこの詔書に満足の意を表したと報道されている。
マッカーサーを満足させるための詔書であることは明らかであった。
もっとも、この詔書をよく読むと「単ナル神話卜伝説二依リテ生ゼルモノニ非ズ」とあるから、神話と伝説を否定したわけでもなく、「それだけが根拠でない」と言っているとも解釈できる。
天皇が現御神(西洋のデウスとかゴッドではない)であることを否定しているわけでもない。
ただマッカーサーに渡った英訳文(これを私は見たことがない)では、マッカーサーを満足させるようになっていたのであろう。
いずれにせよ、天皇陛下は西洋で言うところの「ゴッド」ではないが、依然として日本の神道の中心であられることは紛れもない事実である。
昭和天皇を中心に昭和史を見るというのは、一つのオーソドックスな見方だと思う。
ここではその見方について伝えよう。
昭和天皇が不幸であられたのは、ご成長なされるのと前後してロシア革命が起こったことである。
ロシア革命は昭和天皇だけに関係があったことではないが、ロシア革命が起こったあと、スターリン政府が日本に向けて「皇室をなくせ」という指令を出した。
これがコミンテルンによる、いわゆる「22年テーゼ」「27年テーゼ」「32年テーゼ」などというものである。
コミンテルンが創設されたのはロシア革命から2年後の大正11年(1922)で、日本共産党は大正11年(1922)に「コミンテルン日本支部」として発足した。
その「コミンテルン日本支部」である日本共産党に出された「22年テーゼ」(大正11年)を例に挙げると、以下のような項目になる。
「天皇制の廃止。貴族院の廃止。現在の軍隊、警察、憲兵、秘密警察の廃止。労働者の武装。朝鮮、中国、台湾、樺太からの軍隊の撤退。天皇および大地主の土地の没収とその国有化」
こんなことが貧弱な一組織である共産党にできるわけがないにもかかわらず、コミンテルンはこのような指示を出した。
ちなみに、日本でもよく使われる「天皇制」という呼称はコミンテルンが作ったもので、日本人は「皇室」と呼ぶべきである。
この辺りのことは、谷沢永一氏の『「天皇制」という呼称を使うべきでない理由』(PHP研究所)に詳しく書かれている。
コミンテルンの「天皇制の廃止」命令を受けて、日本は治安維持法を作らなければならなくなった。
スターリンの指令はこういういろいろな悲劇を生んでいる。
ロシア革命というものがなく、コミンテルンが暗躍しなければ、20世紀は平穏な時代であったのではないだろうか。
まず、ロシア革命がなければヒトラーは生まれなかった。
ヒトラーはロシア革命、つまり共産党に対するドイツでの反対運動のなかから出てきた人物である。
しかし、ナチスというのはドイツ国家社会主義的労働者党(die Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)だから、ヒトラーも社会主義者にほかならない。
したがって、ヒトラーとスターリンの戦争は左翼同士の喧嘩ということになる。
また、イタリアでも共産党とムッソリーニ首相が対立した。ムッソリーニはもちろん左翼である。
これを大学紛争に譬えると、共産党の代々木派と反代々木系の中核や革マルの争いだと言える。
大学紛争の頃、左翼同士、かお互いをファシストと罵り合っていた。
つまり、スターリンは民青、ヒトラーはドイツの中核派、ムッソリーニはイタリアの革マル派だと言ってもいい。
コミンテルンの魔の手はアメリカにも伸びて民主党の中心部に食い入り、これがアメリカを日本との戦争に駆り立てていく。

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