南京問題は、中国共産党の大量殺戮の歴史から見なければならない

2017年7月27日の「この章を読めば、如何に東南アジアの歴史や事実に無知な欧米のいわゆる知識人たちや言論人たちでも」では、私は、南京問題を中国共産党の歴史的実態から批判していた。
この章で私が示したのは、中国共産党が自国民に対して行ってきた大量殺戮、人民裁判、拷問、自白強要、違法拘禁、文化大革命、反革命分子鎮圧運動、そして殺戮ノルマという、凄まじい歴史的事実である。
文化大革命では、党組織の幹部、大学教授、小中学校の教員、作家、芸術家、旧家、地主、資本家など、知識と財産と名声を持つ者たちが次々に造反運動の標的となった。
私設裁判が行われ、拷問による自白強要、勝手な逮捕、違法な拘禁、撲殺、自殺が続発し、人々の生命と財産はまったく保障されなくなった。
さらに、毛沢東のもとで行われた反革命分子鎮圧運動では、人口に応じた殺戮ノルマまで課された。
裁判と呼ぶに値しない人民裁判によって、多くの人々が短時間のうちに処刑された。
これは、中国共産党政権が自国民に対して行った大量虐殺の歴史である。
このような実態を持つ中国が、南京問題を反日プロパガンダとして世界に喧伝してきたことの意味を、私は世界中の人々、とりわけ東南アジアや中国近現代史に無知な欧米の知識人や言論人に向けて問うていた。
南京大虐殺という物語は、中国共産党自身の歴史、中国社会の暴力性、中国共産党政権の実態の一部を、日本軍の仕業であるかのように転嫁し、捏造したものではないのか。
私はそのように問いかけていたのである。
この文脈において、朝日新聞や村上春樹の罪はきわめて重い。
朝日新聞は、長年にわたり南京問題を含む反日的言説を世界に広げてきた。
村上春樹は、『騎士団長殺し』において、南京事件の死者数として「40万人」という数字に触れた。
世界的作家として扱われる人物が、中国共産党の歴史的実態を十分に理解しないまま、そのような数字を作品中に置くことは、中国側の反日プロパガンダに重大な材料を与えることになり得る。
私が批判していたのは、単なる文学上の表現ではない。
それは、日本軍の名誉、日本の歴史認識、そして世界における日本の位置をめぐる問題であった。
この章によって、私の村上春樹批判は、南京問題、中国共産党の大量殺戮の歴史、朝日新聞的反日報道、そして国際的な情報戦の問題と完全に接続していたことが分かる。

2017年6月28日
村上春樹の南京40万人記述を、朝日新聞、NHK、中国側プロパガンダ、国際情報戦の文脈で批判。
2017年7月22日
中国・韓国が本性を露わにするたびに、戦後派知識人の命脈が尽きていったと論じる。
2017年7月27日
中国共産党の自国民への大量殺戮の歴史を踏まえ、南京問題と村上春樹の危険性を世界向けに批判。

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