そうして君に、南京大虐殺は本当だった。30万人どころか40万人だったと書かせるだろう

2017年9月10日の「そうして君に、南京大虐殺は本当だった。30万人どころか40万人だったと書かせるだろう。」では、私は、村上春樹という存在が国際的な情報戦の中でどのように利用され得るかについて、最も踏み込んだ形で論じていた。
村上春樹は、出版業界とメディアによって世界的ベストセラー作家として持ち上げられ、莫大な富を得た人物である。
彼は、高価なワインを飲み、贅を尽くした生活を送っていたとしても、その頭脳の根底にあるものが、朝日新聞的似非モラリズム、GHQの占領政策に由来する自虐思想、マルキシズムに洗脳された戦後的言論空間であるならば、それはまさに精神の安酒である。
私が問題にしたのは、彼の生活の贅沢さではない。
彼の歴史認識の貧しさであり、彼が世界的作家という立場で、日本に不利な歴史認識を発信し得る危険性である。
日本のメディアは、芸能人を追い回し、政権攻撃には熱心でも、村上春樹が世界の高級リゾートやホテルで何をしていたのかを、本気で取材してはいなかった。
その意味で、彼は日本のメディアからは隔離された存在であった。
しかし、中国や韓国の情報機関から見れば、彼のような人物は、きわめて利用価値の高い存在である。
世界的知名度を持つ日本人作家。
ノーベル賞候補として繰り返し名前が挙げられる人物。
日本の歴史問題について発言すれば、世界的に引用され得る人物。
そのような人物に、日本軍を貶める歴史認識や、日本に永久謝罪を求める言葉を語らせることができれば、中国や韓国の反日プロパガンダにとって、これ以上ない成果となる。
私は当時、その危険性を極めて強く警戒していた。
だからこそ、もし私が中国や韓国の情報機関の側にいるならば、村上春樹のような人物を見逃すはずがない、と書いたのである。
ハニートラップ、マネートラップ、ノーベル賞をめぐる工作、中国や韓国でのベストセラー化を通じた影響力の拡大。
それらは、情報戦の世界では初歩的な手段であり得る。
もちろん、私はここで、具体的な工作の存在を証明したと述べていたわけではない。
私が提示していたのは、世界的作家として扱われる村上春樹が、反日プロパガンダに利用され得る危険性であり、その危険に対して日本人があまりにも無防備であったという問題である。
その文脈で、彼に「南京大虐殺は本当だった。30万人どころか40万人だった」と書かせること。
日本国と日本国民は朝鮮半島に永久に謝罪し続けなければならないと言わせること。
それは、中国や韓国の反日プロパガンダにとって、きわめて大きな意味を持つ。
私は2017年の時点で、その危険を見抜き、警鐘を鳴らしていたのである。
ここでも、私が批判していたのは、村上春樹一人の文学ではない。
彼を作り上げた出版業界、彼を持ち上げた朝日新聞的メディア空間、そして彼を利用し得る国際的反日プロパガンダの構造そのものであった。

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