人気ページベスト50の九割を外国語記事が占めた日――多言語発信が世界の情報空間に届いた記録

2017-7-31
以下は2017年7月30日の人気ページベスト50である。
この結果には、極めて明瞭な特徴が現れている。
ベスト50のうち、日本語の記事は僅か5件である。
残る45件、実に全体の90%を、外国語で発信した記事が占めているのである。
内訳は、イタリア語、タイ語、ポルトガル語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ロシア語、韓国語、中国語の9言語である。
しかも、これら9言語の記事が、それぞれ正確に5件ずつランク入りしている。
外国語記事が偶然、数件だけ上位に入ったという結果ではない。
私が各言語で発信した複数の記事が、言語の違いを越えて、まとまって読まれ、あるいは検索エンジンなどによって発見されていた事を示す結果なのである。
特に注目すべきは、第1位から第16位までの全てを外国語記事が占めている事である。
最初の日本語記事が登場するのは、第17位である。
トップページに至っては第28位である。
これは、読者がトップページから順番に記事を探していたのではなく、検索結果や外部からのリンクなどを通じて、個々の外国語記事へ直接到達していた可能性が高い事を示している。
つまり、このブログは、日本語のブログに外国語訳を付け加えただけのものではなかった。
外国語の各記事が、それぞれ独立した入口となり、世界に向かって機能していたのである。
上位に並んでいる記事の主題にも、明確な共通性がある。
「監視塔は朝日新聞社だった」
「習近平によって中国そのものが監獄になっている」
「人々から自由や権利を奪う体制と権力」
「戦後知識人の愚かさ」
「何もしなければ、十年もしないうちに全ての企業が同じ状態になる」
こうした日本の報道、言論、政治、中国の体制、企業社会の問題を論じた記事が、各言語で繰り返しベスト50に入っている。
日本国内だけを対象にして書かれた文章ではなく、世界の人たちにも共通する問題として受け止められる内容だったからであろう。
もちろん、この人気ページ一覧だけから、全てのアクセスが外国に住む人間の読者によるものだったと断定する事はできない。
検索エンジンの巡回や、自動的な情報取得が含まれていた可能性もある。
しかし、仮に検索エンジンによる巡回が含まれていたとしても、それは外国語記事が世界の検索空間に存在し、実際に発見され、取得される状態にあった事を意味する。
外国語ページが誰にも見つからず、検索にも認識されていなければ、このような形でベスト50の90%を占める事はない。
しかも、特定の一言語だけではない。
欧州の主要言語に加えて、ロシア語、中国語、韓国語、タイ語まで、9言語が同時に上位へ入っている。
これは、私が進めていた多言語による情報発信が、一過性の試みではなく、既に一つの発信網として機能し始めていた事を示している。
日本語のトップページが第28位である一方、イタリア語の記事が第1位、タイ語が第2位、ポルトガル語が第3位、ドイツ語が第4位に並んでいる。
この順位は、私の論説が日本語圏の内部だけに留まらず、言語ごとに別々の入口を持って世界へ出ていた事の記録である。
2017年7月30日の人気ページベスト50は、単なる一日のアクセス順位ではない。
私が日本から発信した論説が、多言語によって国境を越え、世界の情報空間に届き始めていた事を示す、重要な記録なのである。

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