特に民放のニュース番組の変化…二ュースの報道に、しきりに演出の傾向が見られるようになってきた

以下は、今日の産経新聞に、コロナ報道、テレビは演出排せよ、と題して掲載された、元東京大学史料編纂所教授酒井信彦の連載コラムからである。
文中強調は私。
新型コロナウイルス問題の報道で、テレビが大きな影響力を及ぼしている。
本欄は新聞批判の欄であるが、民放テレビのキー局は、新聞社と密接な関係にあるので、ここで取りあげることにする。 
テレビには、コロナウイルス問題に関して実に大量の情報が流されている。
ワイドショーにはいわゆるタレントも出演して勝手な感想をしゃべっているが、医学の専門家でも異なった見解があるのだから、タレントの存在は全く無用というより有害であろう。 
ワイドショーは言わずもがな、純粋のニュース番組においても問題があると思う。
私はかなり以前から、特に民放のニュース番組の変化がとても気になっていた。
それは二ュースの報道に、しきりに演出の傾向が見られるようになってきたからである。
用意された原稿を読み上げて事実関係を伝えるニュースを「ストレートニュース」というが、以前はすべてこのスタイルだったと記憶する。
それがいつしか過剰な演出が施されるようになった。
テレビであるから、映像に関しても問題はあるのだが、この際、私が注目したいのは映像の部分より、音声の部分説明で、アナウンサー以外の、「ナレーター」が多用されるようになった。
*これはNHKも同様である*
しかもその調子が、盛り上げようとするためか、極めて情緒的、感情的である。
つまりオーバーな表現になっている。 
もう1つは背景音楽、つまりバックグラウンドミュージックである。暗いニュースの場合には、不安感をあおるような不気味な音楽が使用される。*これは、先年、自衛隊機に攻撃合図のレーダー照射をしていながら、嘘を連ねた韓国が流したビデオの作り方と、そっくり同じなのである。これもまた日本で最初に私が解明することだが、つまり、NHKを始めとした日本のテレビ局は、実は在日朝鮮人達、或いはなりすまし日本人達に依って支配されている事を証明しているのである。当然ながら彼らは韓国や中国とは通じている関係である。その地平から見れば、日本のテレビ局の報道と特集番組、スペシャル番組等が、自虐史観と反日思想に塗れたものである理由も合点が行くだろう。*
以上のようなテレビのニュース報道の劣化が、いっそう顕著に表れたのが、今回のコロナウイルスの報道である。
そもそも、深刻な問題であればあるほど、冷静に淡々と報道しなければならない。
過剰な演出が加わると、それはドラマチックになって、かえってリアリティーが失われて」まい、本来持つべき警戒心も損なわれてしまう。 
テレビのスタジオは、「3密」の典型的な空間であったが、3月末ごろから急に離れて座るようになった。
つまり、それ以前は本気で取り組んでいなかった証拠である。 
コロナウイルス問題が、当初よりかなり長期化せざるを得ないと予想される現在、テレビメディアには、演出を排した、一層冷静な報道姿勢が求められる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA