明治150年と平成の歴史認識外交の総括。—2018年、日本外交安全保障再点検の節目。
明治150年と平成最後の年が重なる2018年は、日本外交を再点検する節目となる。
平成期は昭和の大戦をめぐる歴史認識問題に外交エネルギーを費やしてきたが、戦没者慰霊と戦後70年談話を通じ精神的整理は進んだ。
近隣諸国が歴史問題を提起し続けるなか、日本の対応体制は着実に強化されている。
近隣諸国はこれからも歴史問題を持ち出すでしょうが、対応する構えはかなりしっかりしてきた。
2018-01-10
以下は前章の続きである。
もう一つは明治150年が偶然、平成最後の年(平成30年)にあたるということ。
平成という時代について一つ言えるのは、欧米、そして中国と戦った昭和の大戦に関する歴史認識問題への対応に、外交のエネルギーがとられることが多かった時代だ、ということです。
しかし今上陛下の戦没者慰霊のためのご活動、また戦後70年にあたる2015年の安倍談話などで、われわれの昭和の大戦に対する精神的整理がだいぶついてきた。
近隣諸国はこれからも歴史問題を持ち出すでしょうが、対応する構えはかなりしっかりしてきた。
その意味でも2018年は、われわれの外交安全保障を再点検するにふさわしい、区切りの年になることでしょう。