韓国駆逐艦レーダー照射事件の深層—西岡力論文とソウル取材

2019年2月6日発信の章。月刊『正論』掲載の西岡力論文をもとに、韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射事件の背景を検証する。韓国保守派ジャーナリストや軍事専門家の見解を紹介しながら、文在寅政権と北朝鮮の関係、瀬取り疑惑、韓国政府説明の矛盾について論じる。筆者は疑問を解くためソウルで取材を行った。

2019-02-06
私はこれらの疑問を解きたいと思い、1月13日から17日までソウルに取材に行った。
以下は先日発売された月刊誌正論に、スクープ!金正恩暗殺未遂事件、なぜ韓国駆逐艦はレーダー照射したのか、と題して掲載された日本にとっては大恩人の一人でもある西岡力氏の論文からである。
この論文を読めば日本国民全員は即刻、朝日新聞などの購読を止めて購読料約5,000円を月刊誌正論Hanada,WiLL,Voiceの4誌の定期購読(合計約3,600円)に換えなければならないと痛感するはずである。
朝日、毎日、東京、中日新聞を購読して電波を安い料金で寡占しているNHK等のテレビ局のニュースを視聴しているだけでは真実は何一つ分からないと言っても過言ではない事に愕然とするはずだ。
キム・ドンヨン記者の疑惑提起。
「あたかも韓国海軍が日本の哨戒機が見てはならない場面を演出していたのではないかという疑いが持たれる」。
昨年12月29日、韓国の保守派を代表するジャーナリスト、趙甲済氏が主宰するニュースサイトで、空軍レーダー管制官出身で元月刊朝鮮記者のキム・ドンヨン氏が、韓国海軍駆逐艦「広開土大王」の行動について書いた記事の一節だ。
キム・ドンヨン氏は、諸状況からして韓国駆逐艦が攻撃用レーダーを照射したことは問違いなく、同艦が無線に回答しなかったこともおかしいと主張し、真実が国益だとして韓国軍に真実を公開せよと求めた。
それでは、韓国駆逐艦は一体、何をしていたのか。
キム・ドンヨン氏は、2018年5月3日にあった次の事例を挙げて、現在の文在寅政権と北朝鮮の関係の怪しさを指摘した。
東シナ海で韓国船舶「JeyHope」号が北朝鮮船南山8号に接近し、瀬取りをしているように見える場面を自衛隊護衛艦が発見し、韓国政府に調査を依頼するが、韓国は事実を否定した。
日本の一部専門家の間でも、駆逐艦が北朝鮮漁船に給油していたのではないか、もしそうなら国連制裁違反になりかねないという議論が出ている。
しかし、北朝鮮漁船に乗っていた北朝鮮住民3人は、救助されて韓国に連れて行かれている。
もし、給油を受けていたならそのまま漁船で北朝鮮に戻ったはずだから、給油はなかったと思われる。
給油でないとすると、韓国駆逐艦が自衛隊哨戒機に見せたくなかった場面とは何なのか。
趙甲済氏は自身が主宰しているユーチューブテレビで、①なぜ、海軍と海洋警察の2隻の船が一緒に救助作業をしたのか、②なぜ駆逐艦が自衛隊の無線に答えなかったのか、③なぜ、救助した北朝鮮住民を2日後に北朝鮮に返したのか、という三つの疑問を挙げて、慎重な物言いながら、韓国政府の説明には簡単には同調できないという趣旨の主張をしていた。
私はこれらの疑問を解きたいと思い、1月13日から17日までソウルに取材に行った。
面談できたのは趙甲済氏、気鋭のジャーナリストである金泌材氏、韓国一の軍事記者である李政勲・東亜日報社記者、脱北者人権活動家の金聖攻・自由北韓放送代表、元国家情報院長、複数の情報関係者などだ。
この稿続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください