ビル・ゲイツを興奮させた日本の次世代原子炉――東芝4Sとテラパワーの進行波炉
2019年7月13日発信。
産経新聞の記事をもとに、ビル・ゲイツ氏が注目した東芝の次世代原子炉「4S」と、テラパワーが開発する進行波炉「TWR」との関係を取り上げる。
燃料交換なしで長期運転が可能な日本の革新的原子炉技術が、福島第一原発事故後に停滞する一方で、中国などが猛追している現実を示す。
2019-07-13
東芝とテラパワーは秘密保持契約を結んでおり詳細は不明だが、東芝関係者は「4Sの技術をTWRに転用することを検討している」と打ち明
以下は201/9/18日の産経新聞の記事からである。
ビル・ゲイツの行いに対して、日本から憤激の声が上がったはずだと思い検索して発見した記事である。
ビル・ゲイツを興奮させた日本の次世代原子炉、原発事故で停滞 中国など猛追で「命取り」
「ワオ!」
興奮した米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏の姿を、東芝関係者は鮮明に思い出す。
2009/11/9、ゲイツ氏は原発の設計を行う「磯子エンジニアリングセンター」(横浜市)などを極秘で訪問した。
ゲイツ氏は自らが出資する次世代原子炉開発のベンチャー企業「テラパワー」の会長として、東芝が開発する次世代原子炉「4S」の視察に訪れたのだ。
4Sは、1万~5万キロワットと小型だが、燃料交換なしで10~30年連続運転できるのが特徴だ。
突然、電源が使えなくなった場合でも原子炉が自動停止し、自然に炉心が冷やされるなど安全性も高いという。
東芝・電力システム社原子力事業部の尾崎章技監は「現時点でも実用炉の建設は技術的に可能だ」という。
テラパワーが開発を進める「進行波炉(TWR)」と呼ばれる次世代原子炉も、4Sと酷似した仕組みだ。
最長100年間燃料交換せずに運転が可能なほか、炉内のメンテナンスがほとんど不要で、緊急時には原子炉が自然に停止する。
ゲイツ氏らテラパワーのメンバーは「これまで原子力を勉強してきた中で最も革新的だったのは東芝の4Sだ」と絶賛した。
東芝とテラパワーは秘密保持契約を結んでおり詳細は不明だが、東芝関係者は「4Sの技術をTWRに転用することを検討している」と打ち明けた。
この稿続く。