京都府立植物園 2021年6月21日――名残の薔薇園、昼顔、紫陽花、百合、トンボ、紋白蝶ほか

2021年6月21日、京都府立植物園。
この日は、Sony α99を使用していた頃の撮影です。
保存形式はARW。
今回は、そのARWデータからJPEGに変換して使用しました。
やはり、ARWから起こした写真は素晴らしい。
花の色、葉の深み、光の柔らかさ、背景の自然な沈み方まで、JPEG撮って出しとは違う豊かな質感があります。
写真は133枚。
一枚を10秒にして、約24分の作品として構成しました。
急いで見せるのではなく、一枚一枚の花と光を、ゆっくり味わっていただくためです。
名残の薔薇園、昼顔、紫陽花、百合。
そして、トンボ、紋白蝶。
この日の京都府立植物園には、初夏から盛夏へ向かう季節の気配が満ちていました。
薔薇園には、春の華やぎを終えたあとの、静かな余韻がありました。
盛りの薔薇とはまた違う、名残の薔薇だけが持つ美しさがあります。
紫陽花は、まだ梅雨の光を抱き、百合は、清潔で凛とした姿を見せていました。
昼顔は、静かに咲き、トンボと紋白蝶は、花々のあいだを渡っていきました。
植物園とは、花だけの場所ではありません。
花があり、葉があり、水があり、風があり、そこに小さな命が訪れる。
その全体が、ひとつの生きた時間になります。
2021年6月21日の京都府立植物園。
α99とARWが写し取った、初夏の豊かな記録です。

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