サプライチェーンを国内で確保せよ――安倍首相の医療物資増産要請とNHKが報じなかった核心
日経新聞の記事を基に、安倍晋三首相が医療用マスク、防護服、消毒液、人工呼吸器などの増産を企業に要請し、売れ残りは国が備蓄用として買い上げると表明した事実を論じる。重要物資の生産とサプライチェーンを国内で確保する必要性、ソニー、トヨタ、帝人、興研、花王、資生堂の協力、そしてNHKが報じなかった中国依存脱却の核心を批判的に取り上げる。
2020-04-16
「重要な物資の生産、サプライチェーンは国内で確保しなければならない」と、国内での物資・機器の供給に協力を求めた。
以下は今日の日経新聞からである。
昨夜、NHKのニュース番組が報道した箇所と、報道しなかった箇所が明瞭である。
報道しなかった箇所は、中国に対する忖度であることは言うまでもない。
それにしても昨夜の有馬は、カメラの向こうにいる中国の関係者に向かって話している風情が露わだった。
そのコメントが、米国の、トランプ大統領の至極当然なWHO批判に対して、似非モラリズム、即ち、おためごかしの限りを尽くして、中国を擁護するもの、中国の立場に沿ったものだった事。
そのあまりの明瞭さに、私は驚いた程だった。
WHOに対する資金拠出停止。
WHOに代わる別機関の組成。
この中国の横暴に対する明確な否定、或いは宣告。
終に、米国が堪忍袋の緒を切った。
中国に対する衝撃は、それだけ大きかったからこそ、中国はNHKに強力に工作したはずである。
それで図らずも、有馬の本性をカメラが映し出したのである。
見出し以外の文中黒字強調の箇所が、NHKが決して報道しなかった箇所である。
ソニーや帝人、増産協力。
医療装備。
首相「在庫買い上げ」。
安倍晋三首相は15日、新型コロナウイルスへの対応で不足する医療用マスクや防護服、医療機器を増産するよう、製造する企業に求めた。
その上で、「万が一、売れ残るようなら国が備蓄用として買い上げる」と表明した。
将来の需要減を心配する企業の増産を後押しする狙いだ。
首相は15日、首相官邸で、医療用マスクや防護服などを生産する企業幹部と、テレビ電話方式の会議に臨んだ。
「安心して思い切った増産をしてほしい」と呼びかけた。
首相は、高性能医療用マスク「N95」、消毒液、医療用ガウン、人工呼吸器を挙げて、「新型コロナウイルスとの戦いで、医療現場において欠かせないものだ」と述べた。
「重要な物資の生産、サプライチェーンは国内で確保しなければならない」と、国内での物資・機器の供給に協力を求めた。
首相は、月内の成立を目指す2020年度補正予算案に関連の費用を確保したと説明し、「必要とあらば予備費もためらうことなく投入していく」とも話した。
防護服や医療用マスクは、医療現場で不足が心配されている。
だが企業の増産や新規参入の動きは鈍かった。
新型コロナの感染が収束した後に供給過剰になる懸念があり、設備投資に踏み切りにくかったためだ。
自民党からも、国がほぼ全量を買い取るべきだとの声があった。
15日のテレビ電話方式の会議には、経団連の中西宏明会長のほか、興研、花王、資生堂、帝人、ソニー、トヨタ自動車の幹部が参加。
ソニーは、人工呼吸器の製造支援に乗り出すと表明した。
今後3カ月程度で生産を開始し、「1000台以上の供給を実現したい」と説明。
トヨタは、医療用防護マスクを生産すると話した。
人工呼吸器の生産に関して、トヨタの生産方式を活用して医療機器メーカーを支援するとも強調した。
帝人は、新たに医療用ガウンを製造する。
月内に生産を始め、6月末までに900万着を供給する。
興研は、国内工場への設備投資を決め、N95の医療機関向けの供給を倍増する。
花王と資生堂は、消毒液の生産体制を整備したと説明した。